あまり読まない世界観でしたが、主人公 レンの孤独とひたむきさに惹かれて読み始めました。
レンの闘志はいつも静かで熱い。
彼を支える女性 クレアも柔らかな春の風のような人。
始めレンを下に見ていたセオが、戦いを共にしているうちに、お互い信頼をしあう仲になっていくのも良い!
この作中で大事なことは『何を選ぶか?前に進めるか?』なのだと思う。
共感できる言葉が、これ。
「忘れるのが怖くないわけじゃない。でも、それを理由に止まったら──俺はきっと、“クレアに出会えなかった俺”になる。だったら、すべてを失ってでも、“クレアと出会えた俺”として進みたい」
レンの強い意思が、ぐっと伝わってくる。
それほど長いお話ではなくても、しっかり読み込めて、大満足。
あなたの読書タイムも、素晴らし時間にしてくれるはずです!