2.初陣
最寄りのカードショップ"
どうやらこの地区"
「カードがいっぱい...まるでテーマパークに来たみたいだ。」
ストレージ漁りにショーケース巡り、テンション上がるなぁ
いつだってカード探しは楽しい
でも、今回はそれよりも優先すべきことがある
店の少し奥の方、無数のテーブルがある場所へと向かう
そう、フリー対戦だ
デッキを作ったなら当然回さなければ!
デッキの改造なんて実戦無しじゃできないからカード探しは後回しじゃあ!
テーブルの間を歩き回っていると1人で座っている子が見えた
ここに座っている、つまり体は闘争を求めていると言うことだな?!
「こんにちは。対戦しませんか?」
「おっ。見ない顔の人だ。初めての人?」
「はい。初めて『T・S・T』をやります。」
「え?!それならちょっとデッキを変え「手加減は無しでお願いします。」...わかっ、た。」
少し驚かせてしまった...手加減なんてしようとするほうが悪い
そんなことされたら楽しめないでしょうが
「あなたのお名前は?」
「僕の名前は
「ありがとうショウ君。じゃあやろうか。」
「「ストラグル・スタンバイ!」」
———————————————————————
「私の先行です。」
「マテリアルを1枚セットしてターンエンド。」
「...え?白のマテリアル...?」
「...?どうかしましたか?」
「マテリアルは赤、青、黄、緑の4色じゃないの?」
「え?」
「え?」
...マジで?もしかしてこのデッキが転生者特典ってやつか?
「...とりあえず、私はターンエンドです。」
「...僕のターン、カードを1枚引く、マテリアルをセットしてターンエンド。」
赤のマテリアルか
赤と言われて思いつくのはやっぱり速攻だが...どうくる?
「私のターン、ドローセット。」
いい引き運だ、初動札がちゃんと来ている
「白のマテリアルを2枚使用して『
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②
『
パワー2000 打点1
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「『
海斗ライフ10→11
「ライフ回復かあ...。」
「やっぱり赤だから速攻ですか?
「...言ったらつまらなくなるでしょ?」
「そーじゃん、ありがとう。ターンエンドです。」
「僕のターン、ドロー、セット!」
いい顔してるねぇ...いいカードを引いた時の顔だ
是非ともハンデスを...そういうデッキじゃ無いんだった
「赤のマテリアルを2枚使用!『突撃兵ヴェロキラプトル』!」
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②突撃兵ヴェロキラプトル
『突撃』(制作されたターンから攻撃することができる)
このガイストは自分のターンの終わりにキャンバスに居れば手札に加える
パワー1000 打点2
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ラプトル...恐竜だっけか?
「ヴェロキラプトルは『突撃』を持っているから、すぐに攻撃できる!ダイレクトアタック!」
海斗ライフ11→9
2コストで突撃2点はなかなか破格の性能じゃないか?
「ターンエンドで、その時ラプトルは手札に戻るよ。」
「デメリット持ちか、なるほどね。」
正直あまりデメリットしてない気はする
「私のターン、ドローセット。」
「白のマテリアルを3枚使用してマギー『星が示す道』。」
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③星が示す道
このカードは『
デッキから『
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「効果でデッキから『
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③
このガイストが制作された時、ライフを3回復する
このガイストが破壊された時、ライフに3点のダメージを受ける
パワー3000 打点1
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「デッキから直接手札に?!③コストで?!」
「名称指定だからこその破格の性能。」
「ターンエンド。」
「僕のターン!ドロー、セット!」
「赤のマテリアルを2枚使用!『突撃兵ヴェロキラプトル』!」
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②突撃兵ヴェロキラプトル
『突撃』(制作されたターンから攻撃することができる)
このガイストは自分のターンの終わりにフィールドに居れば手札に加える
パワー1000 打点2
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「また来ましたか。」
「今回はまだあるよ!赤のマテリアルを1枚使用!マギー『炎上』!」
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①炎上
相手のパワー2000以下のガイストを1体破壊する
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「効果で
「ヴェロキラプトルでダイレクトアタック!」
海斗ライフ9→7
「ターンエンド!」
「私のターン、ドローセット。」
うーん本当に引きがいい...
「白のマテリアルを3枚使用して『
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
③
このガイストが制作された時ライフを3点回復する
このガイストが破壊された時ライフに3点のダメージを受ける
パワー3000 打点1
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「効果で私のライフを3点回復する。」
海斗ライフ7→10
「せっかく削ったのにー!」
「私は白のマテリアル1枚で『
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①
エヴォルブ・ガイスト
エヴォルブ:『
ガイストの攻撃時、相手のライフに1点のダメージを与える
このガイストの攻撃時、自身のライフを1点回復する
パワー4000 打点2
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「メルクールはエヴォルブガイストなので攻撃、その時効果発動。」
「ショウくんのライフに1点のダメージ、そして私は1点の回復。」
海斗ライフ10→11
ショウライフ10→9
「ダイレクトアタック。」
ショウライフ9→7
「うー...全然ライフが削れないよぉ。」
「まだ試合は終わってませんよ。ターンエンドで。」
「僕のターン、ドローセット。」
「きたッ!僕の切り札!『突撃番長サキガケ』を制作!」
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④突撃番長サキガケ
突撃
このガイストが攻撃時、『突撃』を持つコスト③以下のガイストを手札から製作しても良い
パワー6000 打点3
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「純粋なパワーだけじゃなく踏み倒しまで...なかなかいいカードじゃないか。」
「サキガケで攻撃!その時手札から『突撃竜ランフォリンクス』を制作!」
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③突撃竜ランフォリンクス
突撃
パワー4000 打点2
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「ダイレクトアタック!」
「その時メルクールの効果でショウ君に1点のダメージ。」
「え?!それこっちのガイストの攻撃でも発動するの?!」
「攻撃するガイストに指定がないからね。」
海斗ライフ11→8
ショウライフ7→6
「ううっ...ランフォリンクスで攻撃!」
海斗ライフ8→6
ショウライフ6→5
「ターンエンド...。」
うーん本当にいい顔、自分の手札からできることを探してるいい顔だ
残念なのは...もう次のターンが来ないことかな
「私のターン、ドローセット。」
「私は白のマテリアルを5枚使用し、マギー『彼方を超える光』。」
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⑤彼方を超える光
キャンバスの最もコストが高いガイストのコスト分、お互いにダメージを受ける
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「対象はサキガケ、お互いに4点のダメージ。」
海斗ライフ6→2
ショウライフ5→1
「...まだ、ライフは残ってる。僕のガイスト達で防御すればまだ耐えれる!」
「そうだね。...防御できるなら。」
「メルクールで攻撃。その時効果で1点のダメージ。」
「効果ダメージ...!」
ショウライフ1→0
海斗win!
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「なんでそんなのもってるのー?!」
「ちょっと、離してください!こらっ、足にしがみつくな!」
対戦が終わる白のマテリアルについて聞いてきた
正直私にもよくわからない
「...何?この状況は。」
「いいから聞かせて———おわっ!リュートいつのまに?!」
「ショウ君のお友達?」
「友達じゃない、ライバル。俺は
「よろしくね、リュート君。」
今気づいたけど名前聞いといて名乗ってなかったわ
やばくね?バーサーカーじゃん、否定しないけど
「私は星上海斗。初心者ストラグラーさ。」
「リュート!この海斗って人すげえ強いぞ!」
「さっき初心者って言ってなかった?ショウが弱いだけじゃないの?」
「〜!僕はリュートよりは強いもん!」
「飛びかかってくんな!ならストラグルで決めるか?」
「当然!」
「「ストラグル・スタンバイ!」」
なんか勝手に始まったんだけど...?
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