神棚BL~奉納させていただきます~
もも
はじめに(注意事項その他諸々)
このエッセイは、私の好きな、私のツボに刺さったBL本についてただただ語るというだけのものです。
普段物語を書く時は、Wordのレイアウトを原稿用紙設定にして作ったものを、一定の分量コピーした後カクヨムさんにペーストし、横書きにした状態で改めて加筆修正を加えていくというやり方をしているのですが、こちらに関しては「語るということは喋り言葉と同義やろ? 喋り言葉にいちいち下書きなんかやらんで」ということで、カクヨムさん直書きで参ります。
勢い、大事。
そんな訳で、「BLとか絶対ダメ」「ちょっとそっち系は受け付けない」という方は、画面をそっと閉じてくださいませ。別にゴリ押ししたい訳でもなんでもありませんので。
はい。
ボーイズラブNGな方、いらっしゃいませんか?
コメント荒らしてやるか、みたいな方もいらっしゃいませんか?
こっちは警告、しましたからね?
何かあった際は自己責任でお願いしますよ?
……はい!
それでは今お読みくださっている方は「BL大好物!」「知らない世界に興味ある!」「何でも読むよ!」という姿勢の持ち主であることを前提にして、進めさせていただきます!
ちなみに先に言っておきます。
多分、私、沼の住人としては割と新参の方だと思います。
『やおい』と呼ばれていた時代のことも知ってはいますが、その時は「そういうものもあるんだな」ぐらいにしか受け止めていなかった気がします。
高校生ぐらいの時に友人が「面白いから!!」と貸してくれた『富士見二丁目交響楽団』シリーズも、当時はミステリーに傾倒していたためそこまでハマらなかったのですが、そこから〇十年の時を経て何故今どっぷり肩まで浸かっているのか――。
背景にあるのは研究してみたいなという欲求です。
ここ数年、深夜ドラマなどでほぼ毎シーズンBL漫画を原作にしたドラマが放送されており、今では若手俳優の登竜門的ポジションになっていることは皆さんご存じだと思います。BLというものがひとつのジャンルとして地上波で確立しているというのは実のところ、結構凄いことなのでは……と、ポスターなど見ていて感じたのがまずひとつ。
ふたつめは本屋大賞を2回受賞されている凪良ゆう先生など、いわゆる大衆小説の世界で評価を受けている方々も手掛けているBLの世界というのは果たしてどういうものなのかということです。
その二点が非常に気になりまして、「ここまで人気が出ている理由が知りたい」とある種の興味が湧いた訳です。
ということで、腰を据えて読み始めたのが去年の一月ごろからでした。
なので、それまでに何冊かBL漫画は読んでいましたが、ちゃんと意思を持って読み始めた期間を問われると、1年半にも満たしておりません。
長くこの世界を愛してらっしゃる諸先輩方に比べたらヒヨコもいいとこで申し訳ない限りです……。
が、研究するからには雑食精神で数を読まないと分かるもんも分からんなと思い、この1年半の間、電子書籍で読んだ冊数は購入したものだけで千冊超え。レンタル分を足したらそこに二百冊ぐらいプラスするぐらいには読みました(しかし、BLの海は広すぎて、まったく向こう岸が見えない)。
最初、あまりに出版されている冊数が多過ぎて「どの作品から読めばいいんだ!」となりましたが、迷う時間が惜しいので絵とタイトルからフィーリングでチョイス。
二十冊ぐらい読んだところで出会った『体感予報』(鯛野ニッケ先生の超絶有名な作品)で「はわわわわわ!」となり、次に読んだ『手中に落としていいですか』(くれの又秋先生の糸目好きにはたまらん作品)で「これは、もっと読まなあかんやつや……!」と確信。
そうこうするうちに夏には一穂ミチ先生が直木賞を受賞され、「なんかBL書いてる方がこういう賞をとってくれて嬉しいな」と思うぐらいになっており、東であの漫画がドラマ化すると聞けば「このシーンはどうやって地上波でやるんや!?」と心配になり、西で別の漫画がドラマ化すると知れば「山崎まさよしがBL漫画原作のドラマでイケオジ料理研究家をやる時代が来るとは……!」と衝撃を受ける日々。
もうなんかアレです、研究してはいますが、もう趣味通り越して仕事にしたいと思うぐらいになってますよね(笑)。
お粗末ながら自分で書いたりなんかもしてますけど、どちらかというと、自分が読んで素晴らしいと思った作品のいいところをプレゼンしたいし、興味を持った方がいたならぜひ読んでもらって「あのページのあのシーン、マジで良かったっすよね!?」と感動を共有したい。
そういう気持ちが沸々と湧いてきまして、今回やってみるかと思ったのがこのエッセイです。いや、エッセイじゃないな、BL版の読書感想文というべきか。
私が読んでツボにはまるなど、深く胸と鳩尾を抉った「これは神棚に奉納したい」と思った作品について、ただただ語るだけのものです。
主観百五十パーセントで書き綴りますので、「いやそこは同意出来んわ」という点もあるかと思いますが、そういう時は片目を閉じてそっと読み流していただけましたら幸いです。
ちなみに、不定期更新となるかと思います。
作品を挙げていくうちに私の
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