第10話 施設に黒猫の子猫が生まれた。
僕の施設に生きる猫さん達。その中に、雌猫の黒猫がいる。ちょうど、ジブリ作品の「魔女の宅急便」に出てくる黒猫のキキみたいに、かわいくて、とても人懐こい黒猫のクロちゃん。随分前に、クロちゃんの上に、雄猫のクーちゃんが乗っかっていたのを、僕は、目撃している。それから、どんどん、お腹が大きくなっていって、ついに、先日、レアメタルの作業所の中で、産気づくのを、スタッフのKさんが気づいて、あわてて、外に段ボールの家を作ってやったら、クロちゃんは、その中で、子猫を生んだ。
「やったね。クロちゃん、ハッピーバースデー。」
子猫が、2匹、産まれる。クロちゃんの初産だった。初めて、お母さんになったクロちゃん。さっそく、おっぱいを上げている。しばらくして、グループホームの屋根の上に、移動してしまった。屋根裏で、ミャー、ミャー、泣いている子猫達です。
クロちゃんは、ドライバーさん達に、餌をもらって、食べる。そして、あちらこちら、施設内を、散歩して、グループホームの屋根の上に上がる。まだまだ、不慣れなお母さん猫の黒猫です。
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