動けなくても君と
@08028881280
第1話焼却
肌寒い秋の終わり、僕達の母は受粉をしていた僕達の母は風に飛ばされた花粉を受け、子房の中で着実に僕達を形作っていたそれから数カ月後、僕達は僕達を守るなにかから引き剥がされた感覚がした。僕達を守っていたそれはどんどん無くなっていき、ついには僕達の体が外に露出するようになっていった
外から出たとき、僕は何者かに上から力をかけられ、そこから今まで通り動けなくたっていった「初めまして、お兄ちゃん!」妹の声を聞いたのはこれが初めてだった。僕達は母と地形に守られるような位置に生えており、産まれて1年にして「この生活が続くといいな」そう心のなかで願っていた。そんなある日、見たことのない影が上を飛んでいるのを見た「これは何?」そう聞く木々たちの姿を見られ、「今からなにか始まるのかな?」当時の僕は呑気なことを考えていた
その時だった。さっきの黒い影が段々と濃くなっていき、ついには僕の眼の前に現れた「ぎゃぁ”ぁ”ぁ”ぁ”」「あ”づい”ぃ”ぃ”」周りの木々たちが悲鳴を上げていた気づけば僕も火に当てられており、「死にたくない死にたくない死にたくない」頭の中でそう唱えながら、死を待っていたそんなときだった、「あ”な”だ、、い”ぎで。。」母がそういっているように感じた。この言葉を聞いた僕は、何としても生きねばと強く願った。その時だった。上から水が降ってきたのだ。。僕を含む極少数の木が生き残ったが、今まで共に生きてきた隣人、いつも見てきた花畑、僕を作ってくれた母親、これらすべては灰と化していた妹はと思い、周りを見渡してみると、そこには体の半分を失った、僕の妹の姿があっ った「お”兄ちゃん、、、」そう嘆く妹の姿を見て、僕は決心した。何としてでもこの子を守る、と
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