第二次異能大戦ー虚なる戦争ー
甘茶
第1話 始まりノ宣告
第一話
アスカトラ出せずに申し訳ありません!ネタ思いつくまで新作ぶん投げます!
______________________________________
「貴方には、この戦争を終わらせて欲しいわけ。おわかり?」
状況を整理しよう。僕はミズキ、17歳。明後日18歳になり、名誉ある日ノ國軍に所属する予定の男子だ。よし、僕は何も変じゃない。
「ちょっと、聞いてるわけ?」
「聞く訳ないじゃないか。僕は明日から軍に所属するんだ、宙を浮いてる変な人の相手をしてる場合じゃないんだ。」
「頑固ね、貴方。話を聞くことすら出来ないわけ?」
そう言われるとイラッと来ることがある。僕は聞いてやることにした。
「それでいいわけ。」
「それで、なんだ。早く話せ。」
「なら、言うわね。貴方には、今現在負けかけて居る日ノ國を負けさせて欲しいわけ。」
______________________________________
あそこからだったな、僕が変わったのは。
もう僕も19歳だ。そう思いながら逃げる。とにかく。僕は今、政府の者に追われていた。なぜかって?そりゃ僕が異能者だからだ。
「まて、夕暮の悪夢!」
「待てと言われて待つ馬鹿がどこに居る訳さ。」
僕もあの宙に浮いてた変な女と会ってからお堅い考えは無くなったかもしれない。が、その夕暮の悪夢と言うのはやめてほしい。切実にね。僕が捕まらずあまりにも政府の者を撃退してきたからそう呼ばれる様になったらしい。まったく、ままならないね。
「くそ!待ちやがれ!」
「何度も何度も飽きないね、君。」
あの人は、いっつもいっつも僕のことを追ってきてる人だね。…あの人、異能者じゃないのにどうやって僕を捕まえるつもりなんだろう。とりあえず、そろそろ逃げるのも飽きて来た。ならば…
「"日暮時"」
「……くそぉ!」
僕は異能を発動させた瞬間、そこは夕暮の草原に変わった。先程まで明朝だったのにね。まぁ、変わったって言っても狭いけど。
「はい、終わり。」
そう言って僕は彼の腹部に拳を撃ち込んだ。それだけで彼は気絶する。ここの中では、僕は身体能力が弍倍ぐらいになるらしい。詳しくは知らないよ。さて、今日の寝床を探すか…と思った時。嫌な声が聞こえた。
「やはり、君は強い。こちら側に来るべきだ。」
最悪なやつが来た。よりにもよってこいつか。最悪だ。そう思いながらも言葉を紡ぐ。
「なんの用?サイジョウさん」
「分かりきっているだろうに。君を軍に連れて行く為にきたんだ。さぁ、今日こそきてもらうよ」
「お断りだね。祖國が負けているのにそれを隠蔽する様な奴には着いて行きたくない。」
「ふん…もう少しだ、もう少ししたらきっと、天が味方してくれるさ。」
反吐がでる。こいつは居ない神を信じながら、都合の悪い事には絶対に目を向けない。それでいながら、他人は自分に絶対に従う物だと信じている。これで異能者だと言うから、笑えない。
「"カミカクシ"」
「えぇ…陸軍のお偉いさんがたった一人のために能力を使うの?」
「君を軍に所属させるためなら、いくらだって使うさ。」
へぇ、と言いながらも内心冷や汗を書く。まずいな、あいつの能力は僕の能力じゃ対応しにくい…どうするべきか…
ここで、後々僕は語った。2回目の人生の転換期は、ここだったと。
「どうしたの…?なにしてるの…?」
銀髪で青目で、こんな時代にそぐわない着物を来た少女が現れた。
______________________________________
新作です!アスカトラが書き溜められるまではこれを投げようと思います。10話ぐらいあるのでね。面白かったらフォロー、♡と⭐︎お願いします!
次の更新予定
毎週 土曜日 21:00 予定は変更される可能性があります
第二次異能大戦ー虚なる戦争ー 甘茶 @makkuronatake
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。第二次異能大戦ー虚なる戦争ーの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます