四季

静かに 積み上がってく

君の息遣いで 溶けて

薄く染まる 二人


ほのかな香で

夢は終わりと始まりを告げる


流れる色の中で 繰り返し

僕達は 欠片を集めて

語り合う

二人の距離を 花弁で

埋めてゆく


鼓動が奏でる 生命の波

君の柔らかさで 熱して

絡まる二人の 螺旋



枯れてゆく尊さに

過ぎゆく時に 伸びた影



振り付ける雨 隠れ合う

僕達 小さな屋根の中

温め合う

二人の明日を 落ち葉で

引いてゆく

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