迫りくる恐怖に 選択の余地なく

逃げたくても 逃げられない

自分の無謀な 正義感

何故 僕は ここにいるの


幾人もの人々が 僕を笑ってる

背中を指を刺されても

僕は それでも 立ち止まらない

一度 見た世界 酔いしれてる


空と飛べない鳥たちの 鳴き声が

風に乗って 空を舞う

降り続く 灰色の雨に かき消され

絶望に目をつぶる


手を握り締める度に思い出す

忘れたくても 忘れられない

君の温もり 飛び散る残像

貴方は どこに 行ったの


何かのせいにしてた 僕は

卑屈になってた 忘却

気付かせてくれた 貴方に

届ける為に もう一度


羽をもがれた鳥たちの 叫びは

雨になって 地を這い

晴れた空 太陽が 大地を染めて

希望に 手を伸ばす


もう二度と 見る事の出来ない

夢に 手を振った……

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