決意

泣きそうになると

君の顔が浮かぶね

忘れられないのは

悪いことじゃないと

教えてくれたよね

忘れられないのは

それだけ大事で

君にとっての宝物

だからむしろ忘れるなと

君は言ってくれたよね


泣きそうになると

そう言う君の言葉が

ぐるぐると涙腺を

刺激するんだ

それなら君は

世界を楽しめたか

僕はそう聞きたいね

だってこれから

いくつのよるをこえて

いくつのたいようをあびて

いつくの手紙を読むか

もう知らないのだ


この言葉だって

心の中だって

選んだ語彙だって

全て君のため

だけど君は

くらいくらい

くらくてふかい

世界と一緒に

なってしまった

だからとどかず

僕は必死に

手を伸ばすんだけど

届かないなぁ

どうしてこんなに

悲しいのだろうなぁ

君を救えるなら

僕は一生涙など

流さず生きる

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