第35話 魔法?で出現した巨木が国の天然記念物に?
魔法?で出現した巨木が国の天然記念物に?
え〜嘘だ〜と思われている方が、ほとんどだと思いますが、実際そういった言い伝えが残っているのです。
信じるか、信じないかは、あなた次第です!
その国指定の天然記念物の巨木があるのは、愛知県新城市にある「甘泉寺のコウヤマキ」です。
昔、この地にやってきた、この寺の開祖、
「大樹となれ!喝!!般若波羅密多」
と唱えたところたちまち杖が、地面にのめり込み根が生えて、大樹となったと伝えられているそうです。(現に、この木が下向きに枝が向いているのは、杖を地面に逆さ向きに突き刺したから)
コウヤマキは、漢字で書くと高野槙と書いて、高野山に深く繋がりがある木で、仏に備える花の代用としてつかわれていた。
また、日本の固有種で、古くから硬くて丈夫で耐水性もあるので、いろいろな用途に使われている木です。
コウヤマキは、そんなに繁殖力がなく巨木になることは世界的に見ても大変珍しいため、国の天然記念物となっているのは、ここと、宮城県にある「祇劫寺のコウヤマキ」の二カ所のみとなっています。
樹齢は、600年あるとも言われていますが、2009年に台風で、上部が被害を受けて、枯れてしまいました。
なんとか下部だけでも枯れないでいてずっとあってほしいですね。
この寺が建てられたらのが、1370年、室町時代初期ということで、同じ室町時代でも後期になりますが、魔法といえば、武将である細川政元が魔法の使い手(空中浮遊など)であったともいわれてますから、当時魔法のようなものが存在していてもおかしくはありません。(陰陽師もいましたし)
同じ、国の天然記念物になっている宮城県の寺にも魔法?で作られたいわれがあるのかと調べましたが、そのような言い伝えはなかったです。
将軍足利義満がこの寺を保護したり、称光天皇が開祖の弥天永釈の死後に名前を贈ったりしてますから、やはり開祖は、それなりの力を持った方なのでしょうね。
もし、本当に、魔法のようなものでこの木が作られたのであれば、間違いなくこの木はパワースポットに違いありません!
そもそも、魔法のようなもので作られた木がほかにあるのかどうかはわかりませんが(笑)
台風に被害にあっても被害は、上部のみだし、雷が落ちても少し焼けた程度にすんでいるのは、何かしらのパワーがこの木にはあるのかも知れませんね。
以上、魔法?で出現した巨木が国の天然記念物に?でした。
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