詩 知った風にシャベリ続ける

仲仁へび(旧:離久)

詩 知った風にシャベリ続ける



「こうすれば良かったのに」


「ああすれば良かったのに」


「こんな簡単な事も思いつかなかったなんて」


 知った風にシャベリ続ける


 ゼンゼン知らない事なのに


 知った風にシャベリ続ける


 専門分野じゃないにも関わらず


 知ったようなクチでシャベリ続ける


 専門家じゃないにも関わらず


 知っているかのようにシャベリ続ける


「ここはこうするのがセオリーなのに」


「ここはこうするのが一般的なのに」


「どうしてこんな簡単な事も分からないんだろう」




「ストーリー」


 たまたま意見を求められたから一生懸命喋ってみた。

 機嫌が悪かったから偉そうに喋ってしまった。

 そしたらなんか専門家扱いされてしまった。

 格好悪く思われたくないから、知ったかぶっただけなのに。


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