3:改稿するなら『根幹』を見極めろ

 皆様、お久しぶりです(´・ω・`)

 ……え? そんなに時間経ってない? 細かいことは気にせず、早速本題に入りましょう(笑)


創作中にこんなこと、思ったことはありませんか?


「ここ、あまり受けなさそうだなぁ……」


「この〇話で、読者が離れた気がする……直した方がいいかも」


「このキャラ、かなり嫌われてる……いっそフェードアウトさせようか?」


 たぶん、多くの方が「ある」と答えるはずです。


 逆に「一度もない」という方は、そのまま自信を持って、ご自身の道を進んでください( ´ ω`)

 あなたはきっと、自分の物語の『芯』をブレずに書けている方です(笑)


☆★☆改稿経験、ありますか?☆★☆


 「ある」と答えた方へ。

 では、シナリオを大きく変えたことはありますか?


 恥ずかしがらなくていいです。私も改稿してます(笑)


 創作において、『改稿は悪いことではありません』。

 むしろ、必要な作業です。

 ですが、一点だけ注意が必要です。


☆★☆物語の『根幹』は基本変えてはいけない☆★☆


 たとえば──


 勇者が異世界に転移・転生し、戦闘に四苦八苦しながら仲間と成長し、最終的に魔王を倒す物語。


 この物語の終盤に、いきなり宇宙人が現れて、

「戦争はよくない! ラブ&ピースです! ビビビッ!」

 と、マインドコントロールで全てを解決したらどうでしょう?


 ……多分、読者はポカーンです(笑)

 ここまで積み重ねてきたテーマや世界観、全部台無しです。


 他には、


 最強無双系 → 主人公が誰かに負けたままで、リベンジしない、気にしない


 ハーレム系 → ハーレム脱退者が出ても主人公は無関心


 精神成長系 → 主人公が良くも悪くも精神的成長を見せない


 とかでしょうか。

 あくまで例なので例外もあります。


 ですがこれらは、作者も読者も遅かれ早かれ『作品の主軸しゅじくくずれた』と感じられるはずです。

 つまり、『根幹=作品が何を伝え、どこへ着地するか』、というテーマです。


☆★☆ 根幹を改稿した場合、辻褄つじつまを合わせる覚悟を☆★☆


 どんなイベントを追加・変更しても、伏線ふくせん回収や整合性せいごうせいの維持は必要です。

 作品の根幹――テーマがぶれないよう、全体を整える責任があります。


 なぜなら、根幹を変えてしまえば、以降のキャラ・展開・伏線がすべて微妙に、元の軸と噛み合わなくなるからです。

 その結果、物語は『どこへ向かっているのか分からない状態』になってしまいます。


☆★☆ 改稿のコツ☆★☆


 『読みにくい文章を簡潔かんけつにする』


 『設定や描写の矛盾むじゅんを解消する』


 『物語の流れに合わない箇所かしょを調整する』


 そういった修正はどんどんやるべきです。


 ただし、『根幹』を変えてしまう改稿は慎重しんちょうに。

 そうしないと、後になって『自分で変えた展開に困る』展開が来ます。


 私も良く困ってます(ぼそ


☆★☆最後に☆★☆


 あなたが今、書いている物語。

 「これは絶対に伝えたいところだ」、「ここは変えたくないんだ」と思う部分が、きっとあるはずです。


 それが、『あなたの物語の根幹』です。

 そこは大事にしてください。


 どんなに読者の反応に応えたくても、ブレてはいけない軸があります。

 その軸さえ守れば、改稿はきっと、読まれなくとも作品をより良く、美しく仕上げてくれると思います。


 偉そうな事を書いてますが、私も本当に良くやらかします(笑)

 私自身が繰り返さないため、そして誰かの一助になれば、嬉しい限りです。

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