林檎は落ちていく

りんご、おいしそうだなぁ…

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「りお、おいで？」

このこえは…

「にいちゃん！」

にいちゃんのなまえはるあ

せかいいちのひとだよ！

「りお、大きくなったなぁ」

「……にいちゃん…？」

「ん？」

「…どーしてにいちゃん、きえていってるの？」

「…それはね、りおが成長していったらわかるよ」

「きえちゃうの？」

「ごめんね、ばいばい」

「にいちゃんっっ！！！」

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「っっ！！！！」

ゆめ…？

「にいちゃん？」

いない

いない…

「しごとかなぁ…っ」

こわい

やだ…

「あっ、ぼくもしごと」

こんどしぬのは…あかいりんご？

…いいな、めぐまれてて

ぼくはりんごのかわをむいていった

「…とれにくい、な」

とれにくいときにはほうちょうつかってっていわれてたけどぼくのちっちゃいてにはむりだった

「むむっ、」

…………

「あれ、にいちゃんのきーほるだー、？」

りんごのかわをむいてなかみをかくにんしていた

そしたらきーほるだーあったんだ、にいちゃんのね

「にいちゃん、」

あれはゆめじゃなかったんだ