タヌキングの社会人で得た知恵

タヌキング

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 社会人になって情けない経験や、人前で泣いてしまった経験はあるだろうか?

 私ことタヌキングにはそれがある。人生に絶望していた時期もある。

 その時に得た教訓や、当たり前のこと、偏ったタヌキングの考え方を少し紹介していこうと思う。読者の皆さんには欠伸しながらリラックスして読んで欲しい。



〇 会社独自のルールが存在する


 会社勤めしている人は分かるかもしれないが、これは確かに存在するのである。暗黙の了解でこれを皆が守る。たとえ社会から見たらグレーゾーンのことでもやってしまう。長年の積み上げて来た歴史が会社独自のルールを作り出している。社員はまるでそれに洗脳されたように、律儀にそれを守っている。会社というものは大なり小なり社員を洗脳しているのだ。


〇 学校で得た道徳が社会に出たら通じない時がある


 初めに言っておくが道徳は大切である。道徳が無ければ社会は無法地帯になってしまうだろう。しかし、悲しいことにそれが適応されないこともしばしばある。その理由としては社会人と言えども良い人ばかりでは無いし、完璧な人間など存在しないのである。誰しも良い側面も持っているし、悪い側面も持っている。そうなって来ると軽めの非人道的な事だって平気で行われる。社会に出たら先生が居ないので、多少の悪さでは誰も注意する人は居ない。 注意する人が居るとすれば余程の勇気のある人だろう。


〇 結婚マウントを取られることがある


 30にもなって結婚しないと変人扱い。如何に結婚が良いか力説してくる輩も多い。まるで結婚していないと非国民みたいな風潮である。しゃらくさいと思うこともあるが、独身で居たい人はこれを受け流すしかない。ただ一つ結婚しようがしまいが、そこに上下関係など本当は存在しないのである。それだけは覚えていて欲しい。


〇 異性付き合いたいなら自分から動くべし


 動かないこと山の如しの私が言うのもなんだが、逆に年齢=彼女居ない男が言うと説得力が出るかもしれない。単純に打席に立たなければヒットもホームランも打てない。打率なんて関係なく、何度打席に立つかが重要になって来る。

「彼女欲しいけど、その内出来るだろう」なんて考えは、余程のイケメンでなければ捨ててしまって、多くの出会いの場に繰り出すべきだろう。


〇 多趣味であれ


 一つの趣味に没頭するのも良いことかもしれないが、出来れば多くの趣味を持つようにした方が良い。インドアとアウトドアの二種類ぐらいはあった方が好ましいだろう。インドアが動画を見ることで、アウトドアが散歩でも良い。とにかく趣味を多く持つことが人生を生きる上で一番大事だと私は思っている。好きな事こそ上手になれという言葉が示す通り、好きな分野において人間は著しい成長を見せる。別に一番になる必要は無いが、ここで多趣味である場合、他の分野でも秀でていれば一つのことに縋りつく必要も無くなるわけである。

 好きなことが無いという人も居るだろうが、そういう人は色々やってみて楽しいと思えることを探すのが良いだろう。趣味探しが趣味でも、それは一向に構わない。


〇 感謝の気持ちを忘れないで


 自分が今生きていることは他者の存在があってからこそである。だからどんな人にでも感謝の気持ちを持つことが大事である。

 お金を出すから物が買えるのは当たり前、接客されるのは当たり前、そんな考え方がタヌキングは嫌いである。お金を払うにしても与えられたことに感謝したい。だから接客や買い物で物を受け取った際に「ありがとうございます」というのを習慣づけている。

 嫌な奴でも助けてもらえば「ありがとう」、余計なお節介をしてくる人にもとりあえず「ありがとう」、とりあえずの感謝が人生の生き方を円滑に進めるコツだと私は考える。最初は心からの感謝でなくても良い、感謝を口にするだけで段々と他者に対する感謝の心は芽生えてくるだろう。まずはそれから始めよう。



 如何だったでしょうか?刺さらなかった人も居るかもしれないが、それは当たり前である。だって違う人生を歩んできたんだから価値観も考え方も違う。私は持論を展開して悦に浸っているわけではない。ただ自分が常日頃から考えていることを文章にしてみたくなったのだ。ただそれだけの話である。

 ただ私の考えが、誰かの人生に良い影響を与えることが出来ればそれは喜ばしいことだとは思う。

 ここまで読んで下さってありがとうございます。

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タヌキングの社会人で得た知恵 タヌキング @kibamusi

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