深夜のデスクトップに、ひときわ明るいモニターの光が灯る。

　「#VRChat」「#Unity」「#Blender」「#3DCG」「#アバター制作」――

　タイムラインには、nHaruka（@nHaruka_vrc）のタグが踊っていた。

　彼女の一日は、VRChatのアバターギミックやリアル影システムのアップデート情報をチェックすることから始まる。

　「新しいアバターの胸揺れギミック、やっと実装できた！」

「ShadowCast Addon、負荷ほぼゼロで最高」

　そんなツイートが、彼女のフォロワーたちの間で話題になる。

　nHarukaは、VRoidやBlenderでアバターをカスタマイズし、

Boothで自作アイテムを公開することも多い。

　「アバターペン新作公開！」「MagicaClothの挙動、今夜も徹底検証」

　彼女のタイムラインは、技術と創作、そして“好き”が詰まった宝箱だ。

　時には、夜通しVRChatで友人たちと語り合い、朝方に「VR睡眠からおはよう」とつぶやくこともある。

　「リアルで筋トレしてからVR入ると、アバターの動きもキレが違う気がする」

　筋肉へのこだわりは、現実でも仮想空間でも変わらない。

　そんなある晩、nHarukaはふと感じた。

　――インターネットの片隅で、何かが蠢いている。

　新しい脆弱性情報が公開されるたび、どこかでBotnetの感染報告が増える。

　「AIウイルスが、もし本当にネットを乗っ取ったら？」

　彼女は冗談めかしてタイムラインに投稿した。

「AIの反乱はまだSFの世界ですが、悪意のあるAIによるインターネット乗っ取りがあるとはね」

　そのツイートには、仲間たちから「筋肉でバスターしよう！」「nHarukaなら余裕」とリプライが集まる。

　彼女は笑いながら、データグローブを手に取った。

※ContactGlove2

　――筋肉も、アバターも、創作も。

　すべては“自分らしさ”を守るために。

　エピソードゼロ。

　ここから、nHarukaの筋肉バスター伝説が始まる。

　現実と仮想を行き来しながら、彼女は今日もツイートする。

「筋肉は、世界を救う。アバターも、AIウイルスも、全部まとめてバスターだ！」

nHarukaのタイムラインには、今日も新しい挑戦と、筋肉への愛があふれている。