技術
ここからは、地球人の技術力について話していきます。
彼らの技術力は時代とともに向上しています。
ここではその流れを簡単にまとめます。
まず、打製石器を主に使っていた時代。
打製石器は石を打ち砕いて成形されます。これが最初の技術として挙げられます。
このころの地球人は、主に狩猟や採集をすることで生活を営んでいました。そのため、そこまで細やかな技術は必要ありませんでした。
木や肉を切るためのものや、動物の皮を剥いだり骨を削ったりするためのものなど。いくつか種類があったようです。
この時代から少し進むと、地球人は火を使うようになります。それにより、食物の調理や暖房など、生活水準も向上しています。
次は、磨製石器を主に使っていた時代。
磨製石器は石を磨いて成形されます。これは打製石器から進化したものです。
このころの地球人は、農耕と牧畜によって食料が安定していました。それにより、定住をはじめるようになりました。
建築技術の向上や繊細調理の開始など。石器が鋭利になったことによる恩恵は大きいです。
土器による食料の保存や調理の効率化、編み物や織物による衣服の変化など。別の技術も見られるようになっています。
次は、青銅や鉄を主に使っていた時代。
金属を加工することで道具や武器が発展していました。それにより、農業の効率化や軍事力の向上につながりました。
このころには大規模な文明がいくつか存在していました。それぞれの地でさまざまな文化が発達。それが現在の地球人に大きな影響を与えています。
次は、技術革新が見られた時代。
土木や水道の技術向上、さまざまな発明など。地球人の生活は豊かになっていきました。
風車や水車を動力源として活用することで、農林水産業が発達。天文学や数学などの学問が進むことで、知能レベルの急激な向上など。地球人としての成長が大きく見られました。
紙に情報をまとめて保管したり、それを印刷して外部に届けたり。このような動きがあったおかげで、知識があちこちに拡散していたのです。
次は、少し時を飛ばして産業に革命が見られた時代。
蒸気機関の発明により、工場や機械化が進んで大量生産が可能となりました。
繊維や鉄鋼などで繊細なものが作られたり、鉄道や蒸気船などで交通や輸送が便利になったり。このころから社会構造に大きな変化が出てきました。
地球人にとってはまさに革命という状況だったと思われます。
次は、電気が使われはじめた時代。
このころの地球人は、製造時や創造物そのものに電気を使うようになりました。新たなエネルギーに心を震わす者が多かったようです。
電話や無線などで楽に遠距離通信ができるようになったり、自動車や飛行機などで楽に遠距離移動ができるようになったり。遠距離に対しての意識が変わっていきました。
これまでの時代と比較すると、技術レベルが明らかに違います。電気的な技術の増加により、生活水準が飛躍的に伸びているのです。
最後は、また少し時を飛ばして現代。
現代の地球には、これまでの集大成と言わんばかりの技術力が見られます。
エネルギーに原子力が仲間入りを果たし、さまざまな分野が進歩しています。
コンピューターの発明により、計算や管理などの処理が高速かつ正確になりました。
地球規模のネットワークであるインターネットにより、コンピューター同士がつながることで文字どおり世界が広がりました。
以前からある電話は高機能と小型化を実現。今や地球人にとってなくてはならないもののようです。
自動車や飛行機には自動運転の機能が備えられました。ロボットや人工知能などの開発も進んでいます。自らの手を使わない動きが多く見られます。
遺伝子の解析や操作も行われています。それによって、農業や医療、クローン技術なども向上しています。
我々に関係するところで言えば宇宙開発。こちらは別パートを用意しているのでここでは少しだけ触れます。
地球の軌道上にいくつもの人工衛星を飛ばすことに成功。それにより、通信技術の向上や正確な位置情報、気象予報などを実現しています。
あとは、地球の衛星である月へ行ったり、別の惑星の軌道上に人工衛星を送ったり。宇宙開発はある程度は進んでいると言えます。
以上のように、地球人の技術は時代とともに進化してきました。
技術について調査をしているとき、地球人の性質でわかったことがあります。それは、他者との協力やそれぞれの文化を大切にしているということ。そして、安定を守るために自ら制度を作ることです。
技術に関してはかなり革新的ではありますが、心情に関しては保守的になりがちなようです。
さて、ここで興味深い情報を少しだけお伝えします。
地球人は死を自覚しており、常にとは言わずとも死を意識することが多いです。
そのためか、彼らはそんな死をある方法で乗り越えようとしています。それは、自らの脳を冷凍保存し、未来に完成しているであろう技術により、自分という存在の復活を試みるというものです。
しかし、脳の冷凍保存は科学的にも倫理的にも多くの課題が残っています。
それでは目的と現状について簡単に話していきます。
冷凍保存の目的とは、死後の蘇生です。
一部の地球人は、冷凍保存を行うことで将来的に蘇生が可能になると考えています。死んでしまえばそれまでという考えだったのが、技術の進歩によって脳が刺激されて自由な想像が生まれたのでしょう。
治療法が確立されていない疾患や老化に対抗する手段としては、冷凍保存という選択は悪いわけではないと思えます。
現在の技術と進捗状況について。
構造や一部の機能を擬似的に再現した脳を冷凍保存し、それを解凍して正常に機能するところまでは進んでいるようです。ですが、本物の脳を使用しての冷凍保存状態から蘇生はまだ実現できていません。
それでも、冷凍保存サービスなるものを提供している団体がすでに存在します。数百件ほどの予約も入っているようです。
科学的課題としては、やはり冷凍保存からの蘇生でしょう。これが実現しないことには、ただただ冷凍しているだけですから。
しかし、地球人の脳の構造や情報を完全に保存することはとても難しく、ナノテクノロジーや神経科学の進展が必要です。我々の技術力でも厳しいと思われます。
蘇生が可能になった場合の倫理的問題としては、蘇生した者が本当に本人と言えるのかどうかがあります。意識が完全に復活するかどうかは定かではありませんので当然です。
貧富の差による生命の平等さが損なわれることもあるでしょう。貧民だけが未来に行けないということです。
あとは、蘇生した地球人は過去の存在となるはずです。そのため、そもそも未来で問題なく生きていけるのかは疑問が残ります。
このように、冷凍保存は地球人にとってまだまだ未来の技術です。開発や選択は少しずつ進んでいますが、現時点では実用化には多くの課題が残されているのです。
我々のように記憶を完全データ化すればよいものをとも思いましたが、記憶や意識の保存、デジタル化については地球人も考えているようです。
脳の構造や情報をデジタルデータとして保存し、将来的にロボットや人工知能への転送を試みる研究も進行中です。
これについても課題は多く残っている状態です。我々と同等のレベルに達する日が来るとはとうてい思えません。
地球人の技術力についてはここまでとします。
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