青い海に浮かぶ美しき島々、幻想的な生き物たち、海の恵みいっぱいの美味しそうな食べ物、そして水魔を相棒にした素晴らしい観光案内人。
美しきファンタジー世界の案内人であるアシュレイは、あまりに魅力的な主人公でした。観光客をやさしく導き、水魔に乗って頼もしく海を駆けて、そして美味しそうにご飯を食べる。素敵な彼女の虜になって、すっかり美しい世界の観光客の一人になってしまいます。お腹が鳴ってしまう観光飯のおいしい描写もたっぷり堪能できました。
そして、突然現れる美しい男性。幻想的な夜に現れ、甘い言葉でアシュレイを惑わしてくる。口説き文句にふらふらになるアシュレイに、昼とは違うギャップにきゅんとしてしまいます。
ときめくいっぱいの先が気になる恋愛ファンタジーでした。
海竜とともに海を巡るヒロインが主人公です。
(彼女は実は、魔獣遣いなのですが、すごい実力者なのでは…!?)
よく食べてよく飲むヒロインと女友達の暮らしぶりがすごく楽しそうで和むのですが、そんな和みの島暮らしが、溺れていた少年を助けたことで、変わっていく予感がしてきました。
舞台となっている島は『さいはての楽園』と呼ばれているとおり、その描写がすごく楽しめます。
ちょうど夏。こんな美しい島、ぜひ旅してみたいな〜と思える作品でした。
島暮らしって、憧れます。
謎の少年が登場したことで、これからドキドキな展開があるのか、そちらも楽しみにしています♡