一般的な感覚では危険物取扱者試験受験の目的は「乙四」であると思います。

化学や理工系の研究者や業務上必要があれば全種取り扱える「甲種」が効率的なので視野に入るかと思います。

「乙四」は将来の保険的な意味もありますが「甲種」受験は完全に頭の体操です。保険としてなら同じ「消防試験研究センター」が扱う「消防設備士」の方が断然需要があるからです。事実会社の業務で私自身が最低年一回はビルメンでお世話になっているので証明できています。

アラ環になると知識の渇望と共に記憶力の低下との戦いになるので脳トレの訓練は重要と感じています。

脳のＭＲＩ検査を行ったときに「脳が委縮していますね」と先生に言われたときはショックでした。「年齢相応ですよ！（笑）」とのコメントも耳に入りませんでした。

「乙四」が良い感じで合格できたのもあり、科目免除も使えるので他の「乙種」も受験してみようと欲が出てしまいました。複数「乙種」を受験するなら、ついでに「甲種」までやり切りたいとも。そんなことから夏に続き冬の受験です。

「乙四免状発行手数料」の失敗の経験から今回からは地元一本で受験することにしました。指定金融機関やコンビニで免状発行手数料の支払いが可能だからです。

業務と試験日のタイミングがなかなか合わず久々の試験です。あまり期間を置きたくなかったのですがこればかりはしかたない。

「乙四」受験の経験からと科目免除試験に万全を期すため２冊の参考書を購入して挑戦します。表現は微妙なのですが、参考書にはとりあえず合格を目指すものと、合格以上を目指せるものとの二種類あると思います。用途は個々人で判断出来ると思います。

今回はダブル受験なので電子申請が行えません。（現在はトリプルまで対応している？と思います。）そこで会社帰りに自宅近くの消防署へ立寄って願書を貰います。もちろん０円、365日24時間営業ですからコンビニなみに便利なのです。（笑）

消防署には受付がありますからそこで声を掛けるともらえます。

さて、最大の問題は乙種の何類を受験するのか？です。

「甲種」の受験資格取得の為には３類と５類は必須、１類or６類。２類or４類となるのですが２類or４類は既に４類を合格しているため無視してOK！

因みに各類の危険物数は乙１→ 27個、乙２→ 12個、乙３→ 15個、乙４→ 30個前後、乙５→ 17個、乙６→ 6個となっています。

対象危険物の数からの判断ですと、3/4/5/6類を合格して「甲種」受験資格を得るのが合理的なのですが、興味本位から１類と３類で申し込むことにしてみました。

電子申請と異なり紙ベースの願書なので手続きはかなり面倒でした。

記入したあとに簡易書留での郵送費用もあり電子申請より手間暇も必要です。

試験日は２月18日。前回同様に少し早めに自宅を出て最寄りの駅から電車で試験に向かいます。

駅の改札手前で私より一回り以上人生の先輩と思われる男性から「最寄りの交番」までの道案内をお願いされましたのでお手伝いさせて頂きました。

何故か私この手の話題多いんです。月に一度とは言いませんがかなり頻繁に道を尋ねられたり、駅の改札でインバウンド客から切符の購入方法とか乗り換えを尋ねられたりします。不思議ですね～。英語が堪能なら良いんですけどね。スマホと簡単な単語を駆使して説明しています。よほど暇人に見えるんでしょうか？

過去には千葉県浦安市にある某「夢の国」駐車場で係員と間違えられたこともあり、一緒にいた家内に爆笑されました・・・。その時は車では無く当時は駐輪無料のバイクで行ったので黄緑色の蛍光パーカーを着ていたのがポイントのようでしたね。

さて、予定より２本遅れの電車に乗りました。余裕はなくなりましたが問題もありません。

無事に試験会場の駅に到着したまでは良かったのですが、試験会場が山の上に有ったんですね。地図では見てましたが想像以上の上り坂。約15分歩いて到着。

科目免除＆複数受験の会場に向かいます。

４類を除く１/2/3/5/6類が記載された問題用紙が配布され自身の受験科目のみを回答するスタイルでした。

複数悩む問題もありましたが無事に試験を終えました。

「１類」「３類」ともに満点では無かったのですが無事に合格出来ました。科目免除は楽でしたね。

免状発行手数料は２類分なので２倍必要。免状は１枚なので不思議ですね～。（笑）

５話に続く

〔１種と３種受験費用〕

¥9,200-

〔送金手数料〕

¥626-

〔参考書２冊購入〕

¥3,300-

〔証明写真代金〕

¥1,000-

〔願書郵送代金〕

¥470-

〔試験交通費〕

¥480-

〔免状発行手数料〕

¥5,800-

〔送金手数料〕

¥868-

〔取得費用合計〕

¥21,744-