たかが家族。それ以上でも、それ以下でも……。

非常に、衝撃を受けました。感服いたしました。

できることなら星を10個はつけさせていただきたい、それほどの作品に御座いました。

この作品は、人間の心の本心や、リアルを、冷静に見つめて表現しております。



主人公は、父親ののる車椅子を押しております。
向こうみずで無頼だった父親、しかし、その背中は今や頼りなく、
病気で衰弱しておりました。

この父親と主人公は、会わなかった空白の時間があり、
その時間をゆっくりと埋めていく時間になるはずで御座いました。

父親が、信じられない告白をいたします……。





人間の心は、深いようで脆く、それでいて薄情なのに、やっぱり家族だなんだに縛られてしまう。

あんなに大好きだったじいちゃん、ばあちゃんを、大人になった後に亡くしたとき、自分はどんな感情で見送ったか、
結婚して家を出る時、始めて見せた母親の涙を、どんな気持ちで見ていたか……
思い出してしまいました。




強く、強くお勧めいたします!!


ご一読を。

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