六十話まで拝読させていただきました。
本作に登場するキャラクターたちがみんな魅力的で引き込まれます。
自分自身、コミュニケ―ションが苦手だと感じている主人公・サイトウさんですが、なぜか彼の行動は周りの人を惹きつけます。
その根底にある『コミュ力MAX』スキル。でもこれを無自覚で使っているのがまた面白いところで、周りを癒す代わりに自身が疲弊してしまいます。ですがそんな彼を癒してくれる存在・イズミさんがまたいいキャラしてるんです。
人間模様もとてもリアルでありながら所々にちりばめられたコメディ要素も秀逸で、どんどん世界観にのめりこみます。
おすすめです。
主人公はガチのコミュ障。なのに何故か人に好かれてしまう。
彼に話しかける人は、何故か心安らぎ、彼に親しみを感じてしまう。彼自身は殆ど何も喋れてないのに。
その背景には彼の特殊な力が。人のネガティブな感情を吸収し、相手の感情を穏やかにさせていく能力。
なんだ、そんなのチートじゃん。その力使って人気者になってハーレム作ってウハウハなんだろうと言うと、さにあらず。
吸収したネガティブな感情で彼は立っていられないほど体調が悪くなるし、人に寄って来られても、彼は何をしゃべればいいのかわからないコミュ障ですからね。ただただ戸惑うだけです。
それでも親身になってあれこれと世話を焼いてくれる親友と共に、少しずつ前に向こうとする不器用で優しい主人公の物語。ぜひご一読を。
タイトルからはコメディ寄りの印象を受けましたが、読んでみると意外にも静かで、優しい物語でした。
主人公のサイトウさんは、人付き合いが苦手なはずなのに、なぜか周囲の人が彼に心を開いてしまう。
その理由が「コミュ力MAX」という異能にあるのですが、力そのものよりも、彼の言葉や態度の“温度”が印象に残ります。
誰かの悩みに深く踏み込むわけではないのに、そっと寄り添ってくれるような距離感。
それが心地よくて、読んでいるうちに、こちらまで少し癒されていました。
イズミさんとの関係も素敵です。
言葉にしすぎない信頼感があって、読んでいて安心できる空気が流れています。
大きな事件が起こるわけではありませんが、日常の中にある小さな揺れを丁寧に描いていて、読後には静かな余韻が残りました。
「誰かに話しかけてみようかな」と、ふと思えるような作品です。
30話までの感想です!
私、ちょーっとだけシナリオ技法をかじってたんですけど、この作品の良さを理詰めで語らせてください😎
〝サイトウ〟
本作の良さはこのキャラの強さですよ…。
『ガチのコミュ障なのに、〝コミュ力〟(異能力)で人から意図せずモテてしまう』
はい、もう面白い。笑
このギャップが良すぎる🥺
某シナリオ教室では「キャラの二面性(憧れと共感)を描きなさい」と口を酸っぱくして言われる訳ですが、サイトウは
憧れ=コミュ力(人から好かれまくる)
共感=コミュ障
これが対立構造であり表裏一体になってる訳ですよ。
もうキャラ設定の時点で天才ですね。笑
キャラの魅力で物語を引っ張っていけるし、サイトウが毎回めちゃくちゃ困っているので先が気になるし、応援したくなる。
いやー。勉強させていただきました🙌
本作が沢山支持されている訳ですね。
私ほとんどコメディは読まなかったのですが、サイトウと相棒(もはや私は彼氏ポジだと思っているw)イズミの強キャラのお陰で本当に楽しく読ませて頂いています🤣
…いや本当に声出して笑ってしまうシーンもありましたよ笑
これからもサイトウがどんな事件(?)に巻き込まれるか非常に楽しみです😊
続きもゆっくりですが読ませていただきますね♪
人付き合いが苦手で、雑談も挨拶も億劫。
会社という戦場では、できるだけ目立たず、波風を立てず、静かに過ごしたい。
そう願うサイトウは、自他共に認める『コミュ障』の社会人五年目。
――の、はずだった。
なぜか、話しかけてきた同僚や上司、クレーム相手までもが、
サイトウと話すだけでスッと救われていく。
アドバイスも、励ましもしていない。
ただ、そこにいて、話を聞いていただけなのに。
気づけば、人の『負の感情』をまるごと引き受けて、
サイトウだけが、どんどん疲弊していく。
唯一この力が効かないのが、同居する親友・イズミ。
淡々と、そして絶妙な距離感で支えるイズミとの日常だけが、サイトウの安らぎだった。
「コミュ障なのに、なぜかコミュ力MAX」
会社の危機、予期せぬ信頼、そして想定外の人間関係。
人と関わるほどに疲れるのに、関わることで誰かが救われる。
この矛盾に戸惑いながらも、サイトウは今日も働く。
人に癒しを与え、そして――静かに疲弊しながら。
これは、『無自覚な優しさ』が世界をちょっとだけ変えていく、
静かで温かい物語。
現代が舞台のお仕事ドラマのルックなのです。
しかし、内容は完全に現代ファンタジー。
主人公の類まれな能力が、無双なのです。
当人の自覚は薄いですけど。
サイトウのパッシブスキル(とは作中では言っていませんが)は接した者に活力を与え、負の感情を浄化します。
その能力は、本人の意志とは関係なく自動的に起動します。あくまで無自覚なのです。
本人のなかでは能力と真逆に、人との付き合いが下手だと思っている始末なのです。
実際、苦手ではあるようですし。
しかし、その効果はバツグン。
別の効果として、サイトウの好感度は爆上がりします。本人が当惑するほどです。
そしてたまには能力を使いすぎて、疲弊します。
そんなときには────
サイトウのメンテナンス補給ユニット(とは作中で言っていませんが)である同居人のイズミ。
彼がとても良いヤツなのです。サイトウの心身の拠り所です。
彼の他にも各話には様々な人物が登場します。
後輩の田中。
営業部長の澤田。
取引相手、ナンデモフーズの部長、田島。
社長の国木田。
後輩田中の意中の人、藤原さん等など。
誰もが好感でサイトウと繋がる関係です。
優しい世界が描かれた物語なのです。
私は思います。
抜群の感化能力を自分の利益の為に使わない主人公だからこそ、この物語は楽しいのです。
ほのぼのギャプコメディとして成り立つのです。
この物語を読まれたあなたも、もどかしくも一生懸命なサイトウのことが、きっと好きになることでしょう。
……まったく、サイトウの能力は恐ろしいですね。