第2話 終わればいい
いつからだろう。
生きることが嫌になったのは。
他の同級生が楽しそうに笑ってるといいなって、幸せそうだなって羨ましくなる。
きっと私も他の人から見たら、羨まれる側だ。
勉強もスポーツも苦手ではない。友達も、家族も周りの人も優しくしてくれる。
でも、日常が息苦しかった。
言わなくても伝わってしまうから、、。完璧を求められていることがわかってしまうから。
どこにいても、できないことを見せれなくなってしまった。誰の目にも完璧であろうとすればするほど、自分の心はすり減っていって、いつしか泣けなくなっていた。
やっと気づいたんだ。その時になって。
私心が死んじゃったんだ。って
もういいやって思っちゃった。
だからね、生きることをやめようって思ったの。
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