狐二人、解決します

サイコ

はじまりは地獄のようで

僕、死ぬの……?

嫌だよ……そんなの………

助けてよ………

痛いから……はやく………

「確かにこのままだとあなたは死ぬわね」

…………?

誰かいるの……?

「えぇ、いるわよ。あなたの側に」

たす……け…て……

「いいわよ、助けてあげる。でもお願いがあるの」

………………

「私と契約して。そうすればあなたは助かる」

契約………?

……………………

わか……た…けいやく……する……

「………契約完了」

たす…かった……の………?

「もう大丈夫よ。そのまま目を閉じて…、そうすれば目覚めと共に痛みはなくなるわ」

それが僕と彼女の出会いだった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る