第2話

「いって…!!」


「馬鹿言ってんじゃねぇよ!こちとらーもう何年もしてねんだよ贅沢言うなー!!」


「ちょ、怖いからやめてー!」



ただ今食事中。


食堂のど真ん中で人目も気にせず俺たちは叫ぶ。

相当痛い目線で見られてることはわかってるけど、俺たちはそんなもんだ。


そんなレベルの男たち。



「まぁまぁ2人とも落ち着いて」


「比呂ー」


「比呂!!雪枝ちゃんという可愛い女の子がいいながらこの贅沢発言をするくそ陽斗になんとか言ってやってよ」



俺の発言に相当頭にきてる陸。


そりゃそうだ。


俺の彼女の高夜雪枝(タカヤユキエ)は、陸の好きな人でもある。

(ただし俺の彼女だと知ってから好きになった)



そんな俺たちをまぁまぁと言いながらなだめる比呂。



「聞くけど、陽斗は雪枝ちゃんのことどう思ってんの?」


「は?」


「付き合ってもう半年は経ってるでしょ?そろそろ倦怠期っていうか、お互いの嫌な箇所とか見えてきてもおかしくないんじゃないかなと思ってさ」



倦怠期…。


そう、まさに多分それ。



別に不満があるわけではない。


雪枝は可愛いし、一緒にいて楽しくて笑える。



ただ少し、クールな一面もあって、またそこがよかったりなんかもするけど、



時々、何考えてるのかわからなかったりする。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る