最華家一万年の物語(原文)

よっぴぃ

第1話 家の完成

 今から1万年前雷により一人の男が姿を現した。その男の名は強士であり左右で髪色が違う。右が赤左が青の好青年であった

 強士は現れると魔法陣を発して、魔法陣に手を突っ込み、丸太、巨大な布、長すぎる釘、スコップを取り出した。その後無言で着々とスコップで深さ50cm程度の穴を数ヵ所掘り、木の柱を建てた。次に、強士が土に手をかざすと土が石にすり変わった。その後、強士は丸太に歩み寄り手で木の柱を揺らし動かないことを確認した。また魔法陣に手を突っ込み、なんの変哲もない紙をとりだし魔素を注いだ。すると、紙が黒曜石よりも黒く鉄よりも固いタブレットになり強士は木陰に座った。そしてタブレットになった紙に〘テントの作り方〙という動画を見始めまばゆい光に手を突っ込みお菓子の袋を手に取り食べ始めました。

 数分後 動画を見終わった強士は、クッキーのごみを魔法陣に突っ込んだ。そして、伸びをしてから柱しか立っていないテントのところへ歩き出しました。その後、四方に丸太を柱の上に乗っけて、強士が手を乗せた丸太の方へ掲げると、丸太と柱が針金のように曲がり繋がった。そして、それに手をかざすと丸太が金属のように固くなり、強士は真ん中の丸太にも手をかざすと、丸太が延びさっきのように固くなった。その後、強士が手を巨大な布へ掲げ、柱の上に乗せて急いで、布を釘で固定してから手をかざし、見た目をコンクリートで出来た平屋にした。そして、すべてを覆うように手を掲げると、「空間拡張」と唱えた。すると、強士は広がったテントのなかで魔法陣に手を突っ込みながら、ベットを1人で軽々持ち上げ、端っこの方に行き、置いてすぐ、ベットに飛びかかり、すぐに爆睡した。

 次の日、起きてすぐに伸びをして、近くの森まで、走っていった。これを日課にしようと思った強士は、森の周りを一周して、テントへ帰っていった。テントの中を見るなり、「あっ」と声を出し、急いで魔法陣を展開し手を突っ込んだ。さまざまな家具を軽々と持ち上げ、思った場所へ、持って行く、持ち上げ、持って行くを繰り返した後、やっと内装が完成した。そのせいで疲れたのか、強士は、ベットに寝転がりながら、紙を取り出し、魔力を注いで、タブレットを作り、ダラダラ操作をし始めた。そこからおおよそ2時間、強士は、魔法陣にタブレットを突っ込み、料理をしようとしたその時、外からコンコンという音が聞こえてきた。強士は、扉を開け、

「はい、どうしました?」

といった。すると配達者は、

「強士さんですね?魔王陛下よりお頼りでございます。」

といった。強士は配達者に対して

「そうですか。ありがとうございます。」

とにこやかに応えた。配達者が去ったあと、強士は即座にお手紙を開けた。すると、中には、「強士殿 5月1日に魔王城へ参れ、苗字をくれてやろう。十雷魔王」

と書かれていた。強士は、「早い。今日まだ4月3日なのに、まぁここ、遠いから、4月25日にでないといかんが。」と思った。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る