この作品は、記憶を失った少女リアが、荒廃した終末世界を進みながら、自分が何者なのかを少しずつ探していく物語です。
序盤は、半壊した研究所で目覚めたリアが、警備兵や異形の敵と戦いながら外の世界へ進んでいく展開で、アクションRPGのようなテンポのよさがあります。敵との戦闘、スキルの獲得、安全地帯の存在など、世界の仕組みもわかりやすく描かれているため、読み進めやすい構成になっていると感じました。
特に印象的だったのは、試練を越えたあとに、リアが幼馴染みであるミアとの記憶を取り戻す場面です。それまで謎めいた導き手だった存在が、リアの過去と深く結びついていたことがわかり、単なる終末世界の探索ではなく、失われた記憶と大切な関係を取り戻す物語なのだと見えてきます。
まだ序盤までの拝読ですが、リアの正体や世界が滅びた理由、そしてミアとの再会がどう描かれていくのか、続きが気になる作品です。