第4話 婿は追い詰められている

全然、産まれてきそうもないあもたろう。

「君のせいで僕は体重が49キロになったよ。」

日勤が今週は五日。しかもリーダーばかりで食べてるのに痩せる婿。

ちなみに婿は身長170センチ。


「あのさ、あんたの育休が一か月済んだら、2週間くらいお母さんのとこに行ってもいい?」と娘が言うと

「2週間は長いよ!僕のご飯はどうなるんだー!」

なんだよ、飯かよ。


「あー、だめだー!僕は気が狂いそうだ!」

「日勤が辛いの?」と娘が聞く。

「しこれないからだよぅ、。もう、ここでしてもいい?」

娘は末期症状だよと思う。


あもたろうが産まれる気配がないので、苛立ち。

「僕が内診して刺激すればいい!僕は看護師だからね。」

「ヤダ!怖いもん!」と娘。

婿殿、お前はアホか。

内診は助産師はできるが看護師はしてはいけないのを知らんのか。



少しでも早く産みたい娘は、ソーラン節を真剣に踊っている。

あもたろうも踊るらしい。

「ぎぁーー!肛門がいったーいー!」らしい。



つづく



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