デジタル虚無録
蒼星 創
デジタル虚無録
スマホ見て いいねを数える 午前二時 意味はしらない ただ光る画面
タイムライン 流れて消える 他人事 僕の存在 同じく他人事
「充実してる」 投稿したけど 本当は 今日何したか 思い出せない
宅配の ダンボール山積み 自空間 物欲という名の 穴を埋めてる
アルゴリズム 君の好みを 知り尽くして 僕より僕を 理解している
炎上が 今日のエンタメ 明日は何? 憤りさえ ただコンテンツ
「自分らしさ」 検索すると 広告が 「あなたにぴったり」 笑いかける
画面越し 誰もが同じ 顔をして 空虚を抱えた 現代人たち
無意味でも 猫の動画に 癒やされて 小さな笑い 悪くはないか
虚無だって 立派な感情 ひとつだし 明日はきっと 違う風吹く
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