研究施設の実験体である主人公と、どこか正反対なあいつ。いつか訪れる終わりに怯える二人は、協力者に助けられ脱走します。追われる二人ですが、心強い仲間と出会い助けられながら、青空を求めて階層状の世界を登っていきます。その先にはどんな世界が広がっているのか。近未来的な世界観に、対照的な二人が支え合い前に進んでいく様子が丁寧に描かれた、どっしりとした読み応えのあるSFファンタジーです。これから二人が何を見て何を感じていくのか、とても楽しみです!