最愛の人を奪った犯人を捜すべく、今日も少年は股の炎を燃やす

物語は、初恋相手のマナが死んでひと月たったところから始まります。

主人公の抱く幸福感と喪失感が、一話目で流れるように描かれます。読者は彼の感情に吸い込まれるように引き込まれていくでしょう。

そして、彼は男性です。それ故に、人間として避けがたい、ある生理的な衝動に駆られます。

まぁタイトルから察しているでしょうが、この衝動に従うことで、死んだはずのマナと再び巡り合うことができるのです。しかも、その力にはある制約が伴います。

それは、この衝動によって引き起こされる、そそり立つ剣を保たないといけないのです。虚空を見つめながらおったててる探偵とか、前代未聞です。しかも学校ですからね。
もはや彼は、怪異かなにかと思われたり、変態と思われること間違いなしでしょう。

彼の行く末がどうなるか、気になるばかりでございます。

おススメです!