頭のねじはちょっとぐらい無い方が生きやすい

芦毛逃亡

馬鹿者の人生考察

これを読んでくれているすべての方々に問う。


「生きてて楽しいですか?」


人生はどれだけ自分を愛せるかが勝負だと最近気づいた。

案外ナルシストが人生と大きなベクトルで観ると幸福なのかもしれない。


生きてきた中で必ず出会ったであろう種族...「陽キャ」死ぬほど明るくて輪の中心、行動力、原動力ともにある。それなのに自分の真逆に属する「陰キャ」にも気さくに話しかけてくれるコミュ力もある。


このような陽キャはさぞ人生を謳歌しているだろう。

このような人種には私も人生がよりいいものになりますようにと願う。


だが許せない人種がいる。

それは「イきり」と言われる人種だ。


中でもイきり陰キャが許せない。

このイきり陰キャとは、陽キャの隣にいるだけで「自分は輪の中心にいるんではないか?」と他人の栄光をさぞ自分がやったと思っている勘違いの迷惑な生き物だ。

まだ思いを自分の中でとどめておいてくれている奴は許そう。

だが、あからさまに自分も輪の中心なんだから感を出して人を見下す奴は許せない。

こういう奴に限ってバカでかい声で人を馬鹿にして笑いを取る。

そして陰キャを見下す。

もう一度言おう


『イきり陰キャは他人の栄光にすがってろくに努力もせず中心にいると勘違いしてる頭のおかしいやつだ』


だがこいつが一番人生を謳歌しているのではないかと考えてしまう。

このイキリスト(ここからはイきり陰キャをイキリストと呼ぶ)は将来必ず必要となる「世渡り」を最初から身につけている。


イキリストは自分より上だと思う人にはプライドを最低限捨て腰を低くし、気に入られようとする。

そして、自分よりも下に見てる奴には先ほどまでの捨てたプライドを取り戻すかのように上の奴を盾にし見下す。


こういう奴が人生を謳歌する不公平を「人生」と呼ぶのかもしれない。


ここまで読んで疑問に思った人もいるだろう。(ここまで読んでくれている人がいればだが...)

「題名の意味は?」と。


ここからその疑問を晴らそう。

最近生きていて気づいたのだ。

「もしかしてイキリストも陽キャも私と頭の構造が違うのではないか?」


ここで言う頭の構造は勉強ができないということではない、考え方の違いのことを頭の構造という。


学生時代にこんな人がいたはずだ。

・教師にタメ口

・怒られても同じことを繰り返す

・それを面白いと思う奴

・授業中に教師に盾突く奴

などなど....


私はこの人種を心底嫌っている。

なぜかって?

「何で迷惑かけたり常識が理解できないのか」とイライラしてしまうからだ


まず私は生まれたころから教育させられていた(というか生まれてからずっと大人の顔色を伺って生きるのが当たり前と知ってしまったから)

「人に迷惑をかけてはいけない」と


そもそも理解ができない、なぜ目上の人間にタメ口を利くのか。

注意されても自分を貫いて周りに迷惑をかけるのか。

そしてなぜ周りは面白がるのか、自分の時間を無駄にされているのに。


そしてたいていこういう奴が陽キャやイキリストなのだ。

そしてこの世界はそういうことができる人間こそ「人生」を謳歌しているのだ


私も生まれてくる環境が少しでも変わっていたらイキリストになれていたのかもしれない。

どこで間違えたのか、それは

「幼少期の体験」だろう。


だいたいのイキリストは幼少期自己中心的な人間、年を取るごとに自分で周りを動かす原動力を身につけて「陽キャ」になる。

そして自己中心的なまま居続け、途中で悟りだし腰を低く自分よりも弱い人間に見下すことで「イキリストになる」

このどちらにもなれなかった私は思い返すと「自己中心的思考」になったことがない。


ここの差のことを私は

「頭のねじの本数が違う」と考えた。


元々の人間は生まれた時の頭のねじが100だとしよう。

これをどこまで緩める、無くすことができるのかで人生が楽しくなるかが変わるのだ。

陽キャはきっと幼少期から

・恥じらい

・人見知り

・恐れ

・不安

のねじを緩める、または失くしているのだろう。


イキリストはきっと

・道徳

・プライド

この二つを緩め、時に陽キャにいい顔を、そしてその鬱憤を陰キャにぶちまけるのだろう。


私はきっとねじがすべてきつく締まっているのだろう。

このねじはきっと幼少期の成功体験が多ければ多いほど緩まり、失敗すると締まるのだと思う。



ここまで読んでいただいたあなた、暇ですか?

とは言いません。

ただ


こんなこと書いている私は結局明日も人生が続いているんです、何のために生きているか分からない、もしかしたら死ぬために生きているのかもしれない。

それでもすべてが嫌な日々ではありません、イキリストに舐められ、見下されても心にある雑草魂がいつかあいつを殺す(社会的に上に立ち優越感に浸る)のを夢見て日々を耐えながら生きています。


あなたもイキリストを殺して将来言ってやりましょう


『お前頭のねじ外れてるよな』




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頭のねじはちょっとぐらい無い方が生きやすい 芦毛逃亡 @suzuka-cap

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