第5日目①(=^x^=)

<今日はお店はお休みです。>

<今日も真心込めて、やってます。>

どちらのプレートを表に出せばいいか、わたし、虹乃夢はとてつもなく迷っている。ニャンフルエンザが発症して3日目。家のベットに寝転がって、スマホと睨めっこ。指示を待っている、今日の一日店長、足紅あしくれないほおずき。早く指示を出さなければ、ほおずきも困るだろう。今日は梅が赤斗とデートに行っていて、オフ。空は骨折した望の付き添いでオフ。朝顔は今日はニャンキョードームでコンサート中。人気なメンツがオフだし、朝顔のコンサート中で常連さんはみんなそっちに流れていってるだろう。ほおずきはドジなので、正直店長を任すのは心配だ。だが、ねこがるを楽しみにしている人もいるだろう。そんんなことを考えているうちに、ほおずきからニャインのメッセージが来た。

『どうすればいいでしょうか。虹さま。店の前まで来てしまいました。開店させたほうがよろしいですか。』

え。店まで来ちゃったの。じゃあしようがない。

『いいよ。開店させて。』

『わかりました。』

今日もねこがるは、開店します。わたしはお客さんが来ることを願ってベットに横たわるしかない。そうだ。朝顔のコンサートのLIVE中継見ようっと。ニャンキョードームでコンサートできるなんて、本当にすごいよな。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る