第2話-私、爆誕

32年前、私はこの世に爆誕しました。


出産時は出血がひどくて、母は「この子だけは助けて~」と、うつらうつらした記憶の中で思ったそうな。


産まれた私は健康体そのもの。


母が24歳、父が25歳の頃でした。


32年間、自分が生まれて良かったと思ったことなんて、そうないけれど

毎年誕生日が来るといろいろな思い出が頭を駆け巡ります。


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