まじめな二つの考察
ヤマシタ アキヒロ
分かりやすさ考
分かりやすいのは
いいことだけれども
決してそれが
すべてではない
分かりやすさには
ある程度の省略と
デフォルメが
必要である
法律の文章は
分かりにくい
あらゆる視点からの
正確さを期すからだ
詩の文章も
分かりにくい
すんなり分かるより
余韻を重んじるから
(だと思う)
分かりやすさはあくまで
入口の広さに過ぎない
建物が立派であれば
中で迷うのも
よくあること
「分かりやすい人」は
決して誉め言葉ではない
どちらかと言うと
バカにされている
早い話が
自分の「友達」を
思い浮かべればよい
必ずしも
分かりやすい人
ばかりではないはずだ
つまるところ
分かりやすさよりも
大切なのは
「内容の深さ」である
長くつきあえる友達
のような作品を
私は書きたい
もちろん
入口も分からないほど
気むずかしいのも
困るけれど……
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