3. ツツジの花、金素月(キムソウォル)著

自分を見にくくなって

立ち去る頃

なんにも言わずただ見守ります。


寧辺(ニョンビョン)の薬山(ヤクサン)

ツツジの花

一抱え摘んでは道ごとに散らかします。


一歩、一歩

散らかされたその花を

その足で、踏みにじって行ってください。


自分が醜くなって

行くことになったら

死んでも涙は流しませんから。

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韓国の詩歌集 @eunzari

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