意気地なし 9

エリー.ファー

意気地なし 9

「白い嘘が、私を塗った」

「鏡の中のペンギン卿」


「白いスーツ」

「魔女狩り」

「夜七時」

「午前九時」


「午前十時」

「午後八時十六分」


「午後九時九分」

「肯定ペンギンがやってきて、首を縦に振る」


「キリスト教」

「復活祭」


「眼鏡の中に、今を閉じ込める」

「花束の中に、あなたを見つけました」



 あなたが湖の中に、鏡を落とすと、鏡は静かに白くなりました。

 鏡の中に詰まっていた喧騒が色になって飛び出して来たのです。

 あなたは、きっと驚いたことでしょう。 

 でも、あなたらしさが失われることはありません。

 あなたは素晴らしい人です。

 何故なら、あなたは、あなただからです。

 あなたと一緒に歩けるのは、あなただけです。

 あなたは、あなたを裏切らなければいいのです。

 森の中に潜むあなたは、ワインを飲み、メールを捨てるための準備を進めるでしょう。

 あなたにできることを、あなたが指折り数えて月が生まれ。

 虹が尽きていくことでしょう。



「大学が消えます」

「お金のせいです」

「いえ、教育のせいです」

「いえいえ、政治のせいです」

「教育が何を起こすのでしょうか」

「教育から始まる世界を愛していたいのです」

「本当です」

「嘘ではありません」

「同盟国であってはなりません」

「ワイングラス」

「え」

「ワイングラスが、割れます。ほら、お静かに」



 もしかしたら、この花束には、何か嘘が混じっているのかもしれません。

 本当です。

 嘘ではありません。

 あなたの顔も、ほら、曇っている。

 ね、そうでしょう。

 嘘がないから、あなたの首が締まっていく。

 これもまた、嘘がない。


 忙しくなっている。

 涙の中に世界がある。

 笹の葉がある。

 理解。

 気づき。

 人工知能。

 定義だけでしかない。

 この夢に、未来はないだろう。

 未来を見つめて愛を感じる方法などない。

 

 砂粒の中に水があった。

 数えてはならない。

 明日、君の死体を探しに行く。

 完全などない。

 不完全が白い砂漠を作り出してくれる。

 本当さ。

 嘘じゃない。


 本当になってくれないかなぁ。

 すべて。

 真実になってくれないかなぁ。


 言葉がある。

 顔がある。

 心がある。

 夢がある。

 日がある。


 この駅で降りてはいけない。

 時間を確認しなさい。


 絵画が私を作り出す。

 大江戸である。

 江戸である。

 小江戸である。

 何がなんだか分からないだろう。

 残念ながら、私もだよ。

 申し訳ないねぇ。 


 蕎麦を食べたい。

 クレープケーキを食べたい。

 おにぎりを食べたい。

 柚子を食べたい。

 お茶漬けを食べたい。

 ピザを食べたい。

 カルボナーラを食べたい。

 ワインを飲みたい。

 蜜柑を食べたい。

 鉛筆を食べてはいけません。

 消しゴムが落下する音が聞こえてきます。

 浮世絵爆弾。

 両腕が飛び立ちましたとさ。

 ピースサイン。

 おさらば。 


「少しずつずれている」

「金色の山が燃えている」

「呉服」

「五福」

「米」

「酒」

「七本の鉛筆」

「机」

「黄色い椅子」

「何を思っているのかね。なぁ、何を知っているというのかね。なぁ、どういうつもりだ。おいっ」

「愛が欲しいんだ」

「笹の葉に愛を包んで欲しいんだ」

「鉛筆」

「蝶々」


 脳が溶けてしまう。

 嗚呼。

 助けてくれ。

 霊。

 挨拶なし。

 金言である。

 あとは、分かるね。

 

 阿呆。

 

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