弱虫、弱虫よ。

エリー.ファー

弱虫、弱虫よ。

 悲しみの中で生きている。

 あなたと私の中にある絶望。

 怒りは、私を作り出してくれている。

 いつも、静まっている。

 そう、怒りはない。

 何もない。

 デザインされた怒り。

 つまり、何も起こっていない。

 怒りは、僕を作り出している。

 ギターの音が響いている。

 私には、不幸が必要なのだ。

 この国には、死がある。

 いや、地球には死がある。

 そう、生きている限りは死がある。

 男性と女性は平等なのだ。

 これが、すべてにおいて絶対の正義である。

 男性の方が優秀だ。

 間違いない。

 女性の方が優秀に決まっている。

 正しいに決まっている。

 爆弾の中に夢が詰まっている。

 ペットボトルがやって来る。

 悲しい雨が降っている。

 本当に怒っていない。


 怒っていないことを信じてもらえない。

 なんだ、これ。

 みんなは、なんの病気なんだろう。

 なんなんだろう。

 どうしたんだろう。

 みんな、不安なんだろうな。

 僕が怒っていないと、みんな不安になってしまうんだ。

 何故か。

 単純だ。

 僕が怒っているから、そういう発言をするんだと思っているんだろう。

 違うよ。

 君に才能がないからだよ。 

 才能の無い人が嫌いなんだ。

 生理的に、その、きついんだよ。

 怒ってるんじゃないんだよ。

 気持ち悪くなるんだ。

 乗り物酔いみたいな感じ。

 分かるでしょ。

 船酔いみたいな感じ。

 だからさ、怒ってないよ。

 汚物とか、吐しゃ物とか、押しつぶされたゴキブリとか。

 そういうものと同じ空間に長くいたくないでしょ。

 視界に長く入れておきたくないでしょ。

 だからさ。

 そう言ってるんだよ。

 あ、嘘です。

 全部、嘘です。

 今のは、嘘なので、全部忘れて下さい。

 大丈夫です。

 そんなこと一ミリも思っていないので。

 本当です。

 嘘です。

 何もありません。

 何の意思もありません。

 嘘ですから。

 はい、本当に嘘ですからね。はい。

 信じて下さいね。

 私は、正直者ですから。

 この発言に嘘はありませんから。

 いや、少し前に言ったやつが嘘です。

 直前のやつが本当です。

 これですよ。

 これが正しいんです。

 分かりますよね。

 私の言ってること、分かりますよね。

 まさか、そういう意味だと分かっていないのですか。

 ねぇ。

 どうすればいいですか。

 私は生き方と在り方の問題なんじゃないですか。

 ねぇ、黒人とか黄色人種のための問題なんじゃないですかね。

 いや、嘘。

 今のも、嘘。

 はい、絶対に嘘。

 アイデンティティとか気にしてないんで、忘れて下さい。

 もう、綺麗さっぱりなかったことにしましょう。

 この会話があってはならないわけですから。


 という会話をしたくて、脚本を書きました。

 いかがですか。


 という小説を書きたくて、プロットを作りました。

 どうでしょうか。


 という感じで、絶対に正しい、大正解小説を書いたので読んで頂いてもよろしいですか。


 という感じの愛と愛と愛の物語を生み出すつもりです。

 いや、嘘です。

 ごめんなさい、忘れて下さい。

 これが耳です。

 花が綺麗でした。

 

 もしも。

 もしも、ですよ。

 本当に何かを学んだとしたら、それは間違いですね。

 客観性のない学びを、メタ認知をした結果だと言い切り続ける不治の病にかかっているプライドの高い凡人のための物語。

  

 あぁ、これも嘘です。

 えぇ、嘘です。

 分かっているでしょう。 

 冗談ですよ。

 ほら、冗談しか言ったことありませんから、僕って。

 ねぇ、冗談ですよ。

 本当にね。


 あっ、あっ。

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弱虫、弱虫よ。 エリー.ファー @eri-far-

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