第3話 怖がっている
死にたい。
永遠の時間の時間の時間。
赤い話が大量に
増えそうとするんです。
体中にヒルが、まとわりつくんです。
血を吸うんです。
痒いです。
ここは箱、
私は捨てられました。
ここはドブ、
ヒル達の楽園。
赤子の私は、火を与え。
死の時を待っています。
木屑が、目に入って痛い。
へその緒が喉に詰まった。
早く、誰でもいいから、殺してください。
ヒルが三匹、口に入ってきました。
歯のない虚な口に、
喉をニュルンと通り、
溜まります。
痛いです。
ヒルは、目に吸いつきます。
片目が血で染まる。
潰れました。
神様は、なぜ、私を産んだのでしょう。
生まれて一時間も経たずに、もう死にます。
私は、
ヒルに食べられる事だったのかもしれません。
あれ?
光が刺しました。
暗くて夜だと思ったけど、
まだ昼間でした。
箱は、何か衝撃で穴でも空いたのでしょうか。
違います。
人間です。
禿げた髭の、ボロ布人間。
しぼんだ目が、私を見ます。
「可哀想に…」
箱が全面に空きました。
持ち上げられます。
「おえっ」
私はヒルを吐きました。
片目の潰れた私は、もう一つの役立たずで、
彼を見ます。
それは神様でした。
神は、私を見捨ててなかった。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
感謝の感情が、溢れます。
本当に ありがとうございます。
私は、死にました。
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