第17話
そして放課後。
今僕たちは昇降口にいた。
「ほら、俺の友達。あそこにいる。」
翔くんが指さした先には2人の男子生徒。そして少し距離の空いたところに女子が3人ほどいた。
「髪が長い方が俺の双子の弟。」
「え!翔くんに弟!?」
「あぁ。一応同じ幼稚園にはいたけどな。」
「嘘…!知らなかった。」
「体も弱い方だったからな。今はもうすっかり元気だけど。」
「へぇ〜。もう1人は?」
「もう1人は、って紹介も面倒だし、あっち行くか。」
「え!邪魔しちゃ悪いよ!」
とは言ったけど、翔くんは生徒の波をグイグイ押していく…。
「優心くん。ついてこうか。」
「そ、そうだね。」
あそこで会話してるのに気まずいよ…!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます