第7話
「あっくんの後輩なんだね!いくつ?」
「…え…25歳で…」
「うそ!私と同い年だ!嬉しい!」
「あ…はぁ…」
「え?仕事は?彼氏はいるの?てか、大人っぽい!羨ましいー!」
「…え…仕事は幼稚園教諭で…彼氏は…」
「おいおい。宮川が困ってるだろ。友梨佳…暴走しすぎだ。」
そう言って彼女の口を彼の大きな手で優しく塞ぐ。
「へへ…ごめん…。なんか私、暴走癖がありまして」
そう言って、ニコッと彼を見て笑う彼女。
彼の優しい眼差し、優しい手。
胸がキュッと苦しくなった。
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