第16話 自我
さきの彼氏が何者なんだ・・・
それだけが気になり、仕事どころではない。
ただ一つ言えるのが藤村のいう男は私の敵であり、さきが地獄がああなってしまった一端をになっているということだ。
ピロん
さきからのラインが入る
「大丈夫?返信ないから心配なんよ・・・」
「ごめん、大丈夫だよ。心配かけてごめんね」
「いいよー、好きだから心配なんだよ」
「愛してる」
「私も」
さきとのラインはとても気を使って送っていた。
任務の報告
「ロシア人に対してカマかけたところ、藤村の知り合いか?との問いがありました
藤村は元ホストという情報しか入っていません。」
上司は少し任務の進捗がありご満悦の表情で話が進んでいる。
「わかった、じゃあ、今後は藤村の進捗も考えながら進めていく。
いいな・・・ 解散」
「はい。」
よし。これでさきの彼氏に対してちゃんと調査することができる。
さきが執着しているのかわからんが、相手をしったうえでくずだった場合は粛清してやると生きこんでいた
翌日調査班が藤村の身元の詳細を報告してきた
藤村 敬 37歳 元ホストから現在はバーのオーナー業をしているとのこと
また以前は4店舗ほど経営していましたが現在は1店舗まで収縮してしまっている状態です。
またそのバーの名前はディアナという店舗で売り上げはまあまあです。
「そのなホスト落ちの人間がなぜ・・・」
「もともと親が裏家業の人間なんです。過去にも傷害、脱税、売春の斡旋で歴があります」
「ただのチンピラか・・・」
藤村の正体がこんなしょうもないやつとは・・・
捜査が終わってしまう。どうしようとおもっていた。
私はここで自我を出してしまった。
「一度バーに潜入して判断してみては?」
皆が唖然とする・・普段私は自分から発言しないからだ。
「五月・・」
渋谷さんも唖然としている中リョウガが
「自分も五月と一緒に潜入します」
いつも何も言わない二人が発言することで話がまとまった
「本日の任務はバーディアナに潜入し、情報を聞きだすこととする」
「はい」
なぜリョウガがあのような行動したのか不明だが、何とか自我を通すことができた。
「五月」
ふいに名前を呼ばれる
「お前どういう意図であの発言した、藤村の話をもってきたのもお前、バー潜入の話をしたのもお前何がある」
リョウガはやはり鋭い・・
「実は・・・」
すべて話をした。
「そういうことか・・・・まあ、任務に関係ないわけではないからいいが次からは乗らんぞw」
「ありがとう・・・」
リョウガは本当にいいやつだ
そのまま夜になり・・・直接の潜入が始まる・・・
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