ある日空き地にガチャが現れた!

仮実谷 望

第1話 ある日空き地にガチャが現れた!

 本日もバイトが終わり、俺は家に帰る。スーパーでバイトしているのでおかずを社員価格で終わりかけのスーパーでおかずを買い家に帰宅。


 親は片親を失っている。


 母親を2年前に亡くしている。


 父親は海外赴任が多いのでなかなか帰ってこない。


 つまるところ一人暮らしというわけだ。


 猫を飼っているが自由にさしている。


 クロ猫のクロという捻りのない名前だが可愛い。


「にゃ~~~」


「クロ帰ったぞ飯だな」


 俺も飯にする。スーパーのおかずは食べ飽きても美味しい。


 さて空き地に行くか。家で吸ってもいいが家の近所は受動喫煙なんちゃらの対象外だ。


 俺は徒歩1分の空き地に行く。


 だが空き地に行くとタバコを吸おうとしたら自販機が出来ている。


 何だろうと思い見ると『何が出るかお楽しみ!』としか書いてない。


 ただ価格は500円でどうやらガチャの機械のようだ。


 俺は面白そうなのでおもむろに500円玉を入れてみた。


 そして自販機の取り出し口からはガチャガチャのカプセルのようなものが出てきた。


 丁寧にカプセルの回収ボックスもある。


 俺はカプセルを開いて中を見てみると、スキルカード『幸運の心得』と説明書きのような物が書かれた一枚のカードみたいなものが出てきた。


 なんだこれトレーディングカードゲームのガチャなのか? とその時は思った。


 カードだけでなく説明書きのような説明書がある。


 そこには使用する場合持っている所持している状態で幸運の心得を使用するように心で思い描くと書いている。ただ常時発動スキルなので持っているだけで良いと書いている。


 なんだこのゲームは? と思いつつそんな遊びが俺の子供の時に流行ったのを思い出した。


 みんなで超能力カードを作ってその超能力を使えるようにしたカードを持って超能力を使うふりをした。そんな遊びが流行った。


 この設置者はなかなかのもの好きだなと思った。


 なになに『幸運の心得』は持っているだけで幸運の数値を100上げてくれます。日常で商店街の福引が少しだけ5等が4等になったり宝くじのスクラッチ系が少しだけ当たりやすくなるかもですだって……まあこういう遊びも面白そうと思った。


 俺はタバコを吸って帰った。


 次の日宝くじを買ってみた。


 スクラッチで一枚200円のくじを10枚買った。


 すると500円が3回当たった。


 もう一度買うとなんと1万円の当たりが引けた。


 10枚買ったらだ。


 なんだろう普通に当たっている。


 今日は休みの日だ。


 俺はまたもやあの自販機のある空き地に行った。


 なんというかそんな遊びに付き合ってやろうと思ってしまった。


 せいぜい500円である。


 安いものだ。


 俺はタバコをもって吸い始めた、自販機はある。


 よかった。あるようだ。


 俺は一服してついでに持ってきた缶コーヒーも飲む。何故か自販機の横には缶を捨てる場所があった。


 俺は感謝しつつ缶を捨てる。


 そうしてもう一度販売中になっている500円ガチャを買う。


 さて何が出るか!?


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