第21話:結1 - トイレパニック克服プロジェクト開始!

学級会の提案から数日後、2年B組の教室では「トイレパニック克服プロジェクト」が始まった。クラスメイトたちが「ハルカ、頑張れ!」と応援する中、教室の後ろには手作りの障害物コースが設置されている。机や椅子を並べた簡単な障害物コースを走り抜け、トイレ我慢トレーニングを行うというユニークな企画だ。ハルカは「今年こそパニック卒業する!」と意気込んでいた。

「トイレパニック克服プロジェクト、スタート! おしっこ我慢、卒業するよ!」

ハルカはクラスメイトたちと一緒にトレーニングに挑戦。ルールは簡単で、コースを走り抜ける前に水をコップ3杯飲み、障害物を越えてゴールまでたどり着くというもの。ゴールには「トイレ」と書かれた紙が貼られた椅子が置かれ、そこで我慢トレーニングが完了となる。クラスメイトたちが「ハルカ、頑張れ!」「トイレパニック卒業だ!」と盛り上げる中、ハルカはコップ3杯の水をゴクゴクと飲み干す。

「水、冷たい…! でも、これで我慢力アップ!」

ハルカは意気揚々とスタートラインに立つが、水を飲んだ直後、彼女の膀胱が早くもピンチに。ハルカの顔が一変した。

「うっ…! やばい…! トイレ…! トレーニングでパニックはまずい! 膀胱、限界…!」

ハルカは膝をガクガクさせながら、障害物コースを走り始める。だが、最初の障害物である机の下をくぐる際に、彼女の足が机に引っかかり転びそうに。近くで見ていたケントが咄嗟にハルカの腕を掴んで支えるが、勢い余って二人はもつれ合う形に。ハルカのスカートがめくれ上がり、ケントの目の前に彼女のパンツがチラリ。

「きゃあ! 見ないで! ケントのエッチ!」

「誰が見るか! 直せよ、バカ!」

ケントは顔を真っ赤にしてそっぽを向くが、ハルカはさらに慌ててスカートを直す。そこへ、コースの横で応援していたミキがスマホを構えて大爆笑。

「ハルカ、トレーニングパニックでラッキースケベ! ケントとトレーニングデートじゃん! 動画撮っちゃった!」

「ミキ、消して! 私のトレーニング人生、終わる! おしっこ我慢してるのに!」

ハルカが叫びながらコースを進む姿に、クラスメイトたちが「ハルカ、トイレダッシュ!」「トレーニングでパニック!」「ケント、ラッキースケベ!」とからかう。次の障害物である椅子の間をジグザグに走るコーナーで、ハルカはまたしても椅子に足を引っかけて転びそうに。ケントが再び支えるが、ハルカのセーターがケントの腕に絡まり、二人は密着する形に。ハルカのスカートが再びめくれ、ケントの手に彼女の太ももが触れるラッキースケベハプニング。

「うわっ! ケント、ごめん! セーターが…!」

「佐藤、離れろ! ったく…どこ触ってんだ! スカートもめくれてるぞ!」

「触ってない! トレーニングパニックのせいだもん! スカート…!」

二人がもつれ合う姿に、クラスメイトたちが「ハルカとケント、密着!」「トレーニングラブコメ!」「ハプニング多すぎ!」と大爆笑。ミキが「ハルカ、ケントとトレーニングデート! 密着シーンまで見ちゃった! ラブコメ最高!」とからかうが、ハルカは「デートじゃない! ミキ、黙れ! おしっこパニックのせいだもん!」と叫ぶ。

ハルカはなんとかコースを進むが、ゴール直前で我慢の限界を迎え、「トイレ…! おしっこ我慢、もう無理…!」と叫びながらゴールの椅子を飛び越えてトイレへ猛ダッシュ。だが、トイレは他のクラスの生徒で混雑しており、列ができている。ハルカは膝を震わせながら「トイレの神様、トレーニングでも試練なの!? おしっこ我慢、限界…!」と叫ぶ。

列の隣に並んだミキが、ニヤニヤしながら絡んできた。「ハルカ、トレーニングでおしっこパニック! おしっこ我慢大会? 動画撮っちゃうよ!」

「ミキ、黙れ! 我慢大会じゃない! でも…膀胱が…爆発する…!」

ハルカが叫びながら膝を震わせる姿に、列に並ぶ生徒たちが「頑張れ!」「トレーニングのパニック、面白いね」と笑いながら見守る。なんとかトイレを済ませたハルカは、「生きてる…! トイレの神様、ありがとう! おしっこ我慢、辛かった…!」と叫びながら教室に戻る。

だが、トレーニングは失敗続き。ハルカは何度もコースで転びそうになり、トイレパニックを繰り返してしまう。「克服プロジェクト、難しい…!」と嘆くハルカだが、クラスメイトたちが「ハルカ、頑張れ!」「次は成功するよ!」と応援。ケントも「佐藤、諦めるな。めんどくさいけど…頑張れ」と珍しく励ます。

ハルカは「みんな、ありがとう! 今年こそパニック卒業する! 頑張る!」と奮起する。ミキが「ハルカ、次はおしっこパニック期待してるよ! トレーニング、楽しみ!」と笑いながら言うと、ハルカは「絶対パニックしない!」と叫び返す。プロジェクトは失敗続きだが、クラスの応援でハルカは前向きに。教室は賑やかな笑い声でいっぱいだった。


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