本当に、すごい物語でした…!
面白すぎて、気づけば夢中で読み進めていて、気づけば最新話。
舞台は、遺伝子操作によって「暴力性」が取り除かれた未来の社会。
そこでは、誰もが“優しくなる”ことを義務づけられ、暴力を持たないことが“正しさ”とされている。
……なのに、その社会の裏側では、
“殺すことができる才能”を持った者たちが、国家のための兵器として囲われています。
そんな矛盾だらけの世界で、
ひとりの優しい少年が、「最も人を斬る才能を持つ者」として戦場に放り込まれていく──
この設定だけで、もう読まざるを得ない。
そして読み進めるほどに驚かされるのが、世界観の緻密さと構成の巧みさです。
遺伝子によって支配される社会がどんな価値観を育み、どんな差別や制度が生まれ、
その影でどんな“非人道”が正当化されていくのか。
そのすべてが、まるで本当に存在しているかのような説得力で描かれています。
そして──
善良で、人の痛みに敏感だったその少年に、
遺伝子による殺人が、逃げられない“正しさ”として少年に課せられていく。
それに対して彼はどうするのか。
読んでいて、胸が苦しくなります。
可哀想だよ……ほんとに。
どんな時でも、笑っていようと決めたのに──
うぅ…この先も、本当に楽しみにしています。
これはもっともっと読まれてほしい……!
大バズしてほしい!!