南極に春があったという話から、とある春の日の部室の光景、そこから恐竜たちのあったかもしれない想いへ。時空を超えた春とちょっと苦い若き日の春が重なり、面白かったです。無邪気な躍動の春ではなく、わかっている分冷めていて、でも水面下のエネルギーはチャンスを待っているような、そういう十代ならではの感じがしました。