名前を持った奴隷と、正気を捨てた令嬢の、命がけの拾い合い――

第一章、緊張感が途切れることなく、最後まで引き込まれて読み切りました。
レティの冷静さの奥にある危うさと、クロードの無言の意志の強さ。ふたりの関係性のズレが痛くて、それでもどこか心地よかったです。

苦しさの中にも確かな感情があって、読後には静かな余韻が残りました。
続きを読めるのを楽しみにしています!