のっけから少々不穏な雰囲気がちらちらしておりましたが、真相が明らかになった際、自分の予想を超えてきました。
エグイ、実に救いがない。
それと同時に、ここからが本番なんだとばかりにお話のギアも上がってきます。
その中でも特に象徴的なのが、とある存在の末路が、まるで何てことないかのように、実にサラッと語られている点です。
その存在は、言ってしまえば本来は無関係な存在です。
そして、無関係が故に無垢なる存在なわけです。
その存在に対し、事の次いで、ただのサービス感覚で事を成す。
実に無慈悲です。
そしてこの軽さ!
だからこそ意味に重みが出ているように思います。
人間やそれ以外の存在の価値について、人はとことん残酷になれるのだなと感じさせる本作。
生温い残酷さは本作にはありません。
是非とも、「本物」を感じ取ってください。