三𠮷小学校児童集団ヒステリー事件
2011年1月7日から同年1月14日までの間、徳島県
当時三𠮷小学校では「かげしばりさま」という噂が流行しており、この噂が集団ヒステリーの原因となっていると考えられています。以下は2011年1月7日から同年1月14日にかけての事件の流れとなります。
・2011年1月7日、3時間目の社会の授業中、クラスの女子グループの中心的存在であったAちゃんが、「窓の向こうにいる」「追い出さなきゃ」と叫び出し、窓に向かって走り出す。その際にガラス窓を破損し、怪我を負う。その後Aちゃんの両親がAちゃんを迎えに来て病院へ運び込んだ。
・同日の昼休み、Aちゃんが病院に運ばれたことを受け、児童の間では「かげしばりさまをやったから」と、不安が広がる。この際に2名の女子児童が過呼吸を起こし、保健室へ駆け込む。
・2011年1月10日、1時間目の前の朝のホームルームにて、担任教師が「かげしばりさまを禁止する」と、かげしばりさまがAちゃんの怪我に関与している可能性に言及する。その際、クラスは落ち着かなくざわつき、担任教師の話をよく聞いていない児童もいた。
・2011年1月11日、放課後に5名の女子児童が中庭の小石を拾って校舎内に持ち込み、女子トイレの鏡を割る。この行為で3名が怪我。女子児童に話を聞いたところ、「追い出す必要があった」などと、意味不明な回答があった。
・2011年1月12日、Aちゃんがクラスの女子グループから孤立していることを同クラスの男子児童に相談。その際に「かげしばりさまをやめてほしい」と漏らしていた。相談された児童は担任教師にその内容を相談。
・2011年1月13日、昼休みに校庭で追いかけっこをしていた男子児童が転倒。その転倒に対し、女子児童複数名が「かげしばりさまの影響だ」と騒ぎ、男子児童が泣き出す。
・2011年1月14日、放課後に6名の女子児童が学校裏の竹林に侵入。「追い出さなきゃいけない」と騒ぎながら、4名が竹林内の高さ約5mの崖から転落。2名が重傷、1名が即死。この際転落した4名のうち奇跡的に軽傷だったBちゃんが、3名の怪我の様子を見ると絶叫しながら竹林の奥へ駆けてしまう。転落しなかった2名は学校に戻り、事件を報告。
以上が事件の流れとなっています。
竹林の奥へ走っていったBちゃんはその後行方不明となっており、現在でも捜索が続いています。Bちゃんらしき人物を目撃したなどの情報があれば、ぜひ情報をお寄せください。
以下は集団ヒステリー事件の原因となった「かげしばりさま」の噂の概要です。
・歪んだ、あるいは傷のある手鏡を用意する
・自身の髪を口に入れ、背中に洗面台などの鏡がある場所で手鏡を見つめる。
・手鏡には自身が最も憎んでいる相手が映る
最初の騒動があった2011年1月7日は雨であり、外が暗かったため、Aちゃんは鏡のようになった窓ガラスに映る自身の姿に動揺したと考えられています。
しかしこの噂は2011年1月14日の事件以降、児童に対して教師らが聞き取り調査した結果判明したものであり、噂の全容は上記の限りではない、あるいは誇張されている可能性があります。
また、この噂は4年1組以外のクラスでは確認されていないとの事です。
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