だるまっ子入手して恋人になるまでRTA

kromin

だるまっ子入手して恋人になるまでRTA

「こんちゃーす、ヤミッチでーす!闇視聴者の皆様、いつもご視聴ありがとうございます~」

(パフパフードンドンドン)


「えー今回の企画ですが、私最近新しいペットや家族が欲しいなーと思いまして。でもこういうチャンネルだし普通の犬や猫じゃつまらないですよねー。なので~」


(ドドン)


「はい、裏世界では意外とメジャーなペットのだるまを飼ってみよう!という訳です。あ、引かれました?まあ私のアレ配信いつも見て下さる方なら大丈夫と信じてます。チャンネル解除しないで欲しいなー」


「あー私も闇配信者なのでかなりアレな企画しょっちゅうやってますが、これでも良識はあるので法に触れる事は基本しないので安心してください。カカポだとかイリオモテヤマネコみたいな保護や売買禁止されてる生物飼うのは駄目ですよねー。まあ人身売買も倫理的には相当アレですがこの世界全体的に倫理観アレだし今更ですねー」



「でー、ダークウェブに接続して私のアレ配信見れてる方ならだるま飼うのくらいそんなに驚かない方が大半かと思いまして。そういう訳で正直これだけじゃインパクト薄いかもなので、今回はさらにエンタメ的要素を追加しましてー」


(デデーン)


「折角なのでだるまの子を入手して、無理矢理でなく平和的にそういう仲になれるまでのRTAをやってみよう!という訳です。表世界でもちょうどもうすぐ大型RTA大会やりますもんねー。私あれ大好きです」


「えー大まかなルールとしては、購入するだるまの子を決定した時点でタイマースタート。嫌がる事はせず平和的に仲良くなり、合意の上でそういう事やれるようになった時点でクリアと見なします。そういう訳でアレなお薬だとかほかアレな催眠や洗脳も使用禁止とします。基本そういう事したの発覚したら裏ペット協会にしょっぴかれるし裏世界とはいえ相当批判浴びますからねー」


「この世界相当変態的で倫理観アレとはいえ基本は良識ある人の方が多いですし、可哀想な子をなるべく減らすべく裏世界もパトロールや強制立ち入り調査等の監視網が強化されてますからね。まあだるまとかアレなペットにされる時点で十分可哀想なんですが、それはそういう世界な訳で仕方ないですねー」(ドワハハハハ)



「はい、では早速だるまの子を入手しに行きましょう。そもそもそういう子ってどこで手に入るの?と疑問の視聴者さんのために解説いたしますと、一番安全でメジャーな手段は裏ペット協会が管理している里親募集サイトを利用する事です。後は闇オークションで入手したり闇フリマサイトとか、後は海外のそういうアレなお店等でも入手できますがそういう所は色々と危険が伴いますし下手すると詐欺に遭ってぼったくられたり変な物買わされたり、最悪表世界の警察に捕まってこっちが犯罪者になってしまうのでお勧めしません」


「人身売買してる時点でアレですが人間を物扱いしてるフリマとかで購入するのはどうなのか、と個人的には思いますしねー。やっぱりそういう闇フリマサイトでそういう子買おうとすると販売者とのトラブルとか結構あったりするらしいですしね。という訳で裏ペット協会協賛の募集サイトを介し正式に協会に加盟している販売業者を探したのでそこに行って直接購入しようと思います」


「で、その業者がなんと私の実家の結構近所にあって、そこの店主さん私が小さい頃からの知り合いだったんですよねー。案外世間は狭いものですね。勿論動画では店舗や店主の顔・音声等は加工してありますが、万が一どこの誰か特定出来てしまってもコメント欄に書いたりしないようご理解願います」



※移動中…(プップー)


「という訳で私の実家周辺のとある町へやって来ました。いやー10年程前から大して変わらずなんか安心しますねー」


「はい、それではやって来ましたアレ業者さんのお店です。ぼかし加工してますが一見するとごく普通の昔ながらの町のタバコ屋さんです。最近はこういうレトロな感じのお店も減って来ましたよねー」


「おや、〇〇(※私の本名なのでピー音処理させて頂きます!)坊やじゃないかい。久しぶりだねえ」

「ええ、どうもご無沙汰してます。おばあちゃんも変わらずお元気なようで何よりですー」


「ああ、もう米寿近いが頭はしっかりしてるつもりだよ。ギリ法に触れない程度にアレな延命処置してるしねえ。しかし坊や、タバコは体に悪いし部屋汚れるから嫌いって言ってたのにうちに何の用だい」


(ここで動画が止まる)


「はい、ここがだるま購入にあたり重要なポイントです。表世界の警察や一般人に知られてはアレなので正式な加盟店とはいえ当然表向きには販売していません。そういう訳で販売してるスペースに通してもらうには合言葉的な物が必要です。これはお店や業者さんによってまちまちなので、その都度里親募集サイトで事前に教えてもらうようにしましょう。少しでも言葉や手順を間違えると一切応じてくれません」


(再度動き出す)


「あー、ちょっと気が変わってたまには吸ってみようと思いまして。ゴールデンダルマ1カートン下さいな」


店主の老婆の眉がぴくりと動いた。


「…何かの間違いじゃないのかい。そんな銘柄うちには置いてないよ」


「あれ、そうなんだ?すいません間違えました。じゃあ福だるま5mg、7箱お願いします」


「…坊や、それ誰から聞いたんだい」

「ああ、4丁目の鈴木さんからです」


「…鈴木なんてどこにでもいる苗字だしそれだけじゃ分からないよ。冷やかしなら帰っとくれ」

「あー、あのR大出身の、学生時代バックパッカーやってて旅先で色々あったあの人です」


それを聞いた老婆は静かにカウンター横の扉を開き手招きした。


「…入りな。あーあんた最近裏世界で動画配信者やってるらしいけど、これ撮影なんかしたらただじゃおかないよ」

「ええもちろん。プライバシーがありますしね。絶対しないので安心してください」



「…まあ、と言いつつ実はばっちり隠し撮りしてたわけですが。少し後に実は撮影していた事を丁重にお詫びし、絶対に個人と店舗を特定されないよう厳重に画像と音声加工をする旨約束し動画投稿の承諾を頂けました。闇配信者とはいえそういうマナーはしっかりしておきたいですからね。このおばあさん昔は結構有名な仕事人として鳴らしていたそうで、竹槍とショットガンを扱わせるとなかなかの物らしいですし。ご老体とはいえそんな人敵に回したら怖いですからねー」


「はい、という訳でぼかしまくってるので分からないと思いますが、おばあさんに案内され店の奥の、更に一見しただけでは扉に見えない場所を開かれ秘密の地下室に通されました。ついにだるま君とのご対面です。わくわくしますね~」


「あ、ちなみに当然こういう子は男女ともに存在しますが熱心な視聴者さんならご存じの通り私は男の子の方が好きなので、今回も男の子を購入します。個人的な好みで高校生くらいの可愛い子だと一番嬉しいですが、そういう子いるといいな~」



「はーい、という訳でこじんまりとしたタバコ屋兼住居にしては意外に広い秘密の地下スペースにやってまいりました。闇ペットショップ的な感じでここでだるまの子達を品定めできるわけです。さーて、どの子にしようかなー」


「闇配信者やってるくらいだからまあアレな部分はあるだろうが、坊やもだるまを欲しがるようになるとはねえ。ちょっと前までランドセル背負ってたのに月日の経つのは早いもんだね」

「あはは、おばあちゃんからしたらそんな物でしょうねー。とはいっても私ももう26ですし、自慢になるけど裏世界では結構稼いでますしね。結婚は自由が無くなるしまだちょっと考えて無いですけど、家に籠って編集ばっかりじゃ寂しいし最近話し相手が欲しくなりまして。見世物にしたくはないですが動画のネタにもなりますしね」


「良いんじゃないのかい。あんた闇配信やっててアレ気味とはいえ良識はあるし基本は優しい子だしね。だが表世界でも犬の十戒とかあるだろう、倫理的にはアレだがだるまとはいえ大切な家族だ。軽い気持ちで買って、飽きたり懐かないからって適当に手放したり虐待するんじゃないよ」

「ええ、それはもちろん。動物虐待とか無責任に捨てるなんて最低ですからね。まあペットとはいえ動物扱いするのもひどい話ですけど。…あ、あの隅っこに一人でいる子可愛いですね。あの子何歳くらいでどんな感じの子ですか?」


「ああ、2か月ほど前に入荷した子で確か16・7歳くらいだね。やや性格に難ありで噛みついたりはしないがあんまり懐かないかもしれないよ。確かに可愛いが、初心者にはちょっとお勧めしづらいかもしれないけど良いのかい」

「あー、そういう感じの子ですか。噛みつかれるのは嫌ですがそこまでじゃないなら大丈夫ですよ。年頃もちょうど良いし顔かなりタイプですし。ではこの子でお願いします。あとワクチンとかってしてます?」


「そうかい。まあだるまにされる子大概そんなもんだろうがこの子あんまり良い家庭の育ちじゃなかったようでね。だがアレされるまでは学校行ってたようだし一般的な予防接種は大体してると思うよ。じゃああんた初めてだし、ちょっと扱い難しい子だから25万でいいよ。カードも一応使えるが色々裏工作面倒だからキャッシュだとありがたいね」

「はーい、分かりました。人間一人買うにしては意外とお安いんですねー。下手な中古車やバイクより安いじゃないですか」


「ああ、裏世界ではだるまとかそういう系のペットかなりメジャーだからね。滅多にそういう子は出回らないけど表世界で由緒正しい家柄の子とか絶世の美男子とかだと結構な高値だったりもするが。まあ見た目なんざ闇医者呼べば30万くらいでどうとでも整形出来るがね。あと最近なんて自ら志願してだるまになりに来る子も時々いるらしくて価格更に下がってきてるんだよね。まあ多様性の時代って奴さね」

「へー、全面整形も案外お手頃価格なんですねえ。志願してだるま化は流石に若干引きますが、まあ時代も変わりますし性癖は自由ですもんね。じゃあ100万くらいするかと思って札束持って来てましたので、現金でお願いします」


「はい毎度あり。闇配信者とはいえ高額収入あるなら税理士雇ってるだろうが、領収書切っとくかい?」

「あー、確定申告しっかりしないとアレだからお願いします。闇世界とはいえ脱税はまずいですもんね。闇税理士さんに今度渡しておきます」


「はいよ、じゃあこれね。項目名は当然そのまま書けないからペット代とだけ書いといたよ」

「はーい、ありがとうございます。普通の会社とかでも看板犬や従業員の癒し目的で買うなら経費で落ちる場合もあるらしいけどこれってどうなのかなー」

「うーん、流石にこいつは難しいんじゃないのかい。まあそれは闇税理士と相談しておくれ。それでこのまま連れて帰ったら目立ちすぎるし、うちと提携してる闇タクシー呼んでおくからそいつに乗って帰りな。今どこに住んでるのか知らないけどそれだけ持ってるならどうとでもなるだろう。闇だがぼったくりはしないしね」

「あ、ありがとうございます。住所は言えないけどそんなに遠方じゃないので大丈夫ですよー。じゃあ早速だるま君にご挨拶しようっと」



(ここで再び映像が止まる)


「はい、では購入する子が決まったのでいよいよここからタイマースタートです。性格や境遇にもよりますが入手から平和的にそういう仲になれるまでの平均期間は大体2か月程度らしいですので、RTAですし今回の目標タイムはおおよそ1か月半の45日とします。初めての飼育だし性格にやや難ありとの事ですので結構厳しいかもしれませんが、愛情をたっぷり込めて頑張ろうと思いまーす。では再開します」


(画面右下にタイマーが表示され、再び動き出す)


「あー初めまして。私君を飼う事に決めたから、今日からよろしくね」

「…僕飼うとかあんた相当変態だね。まあこんなにされた時点で覚悟はしてたけどさ。あのおばあさんから聞いたと思うけど、僕結構問題児扱いされてるのに良いの」

「うん、君可愛くてすごくタイプだし良いよ。いきなりこんなにされたらそりゃ素直になれって方が難しいだろうしね。私の事は適当に呼んでね。あーアラサー近いとはいえおじさんとか言われたら少し傷付くけど」


「…うん、じゃあまあよろしく、お兄さん」

「あ、それで君の名前なんて言うの?だるま君呼びする飼い主も結構いるらしいけど、それじゃあんまりだと思うしさ」


「…あー、僕親がかなりアレでいわゆるキラキラネームで。自分の痛い名前嫌いだから言いたくない。下品なのは嫌だけど、僕も適当に呼んで」

「あー、そうなんだ。キラキラやDQNネーム嫌だよね。うーん、じゃあ君髪の毛もふもふしてて可愛いし、もふおで」


「…いや、それもどうかと思うけど。まあキラキラよりはいいか」

「うん、じゃあこれからよろしくねもふお。あ、闇タクシーが来たみたいだから行こう。抱っこして連れてくからね。じゃあおばあちゃん、どうもお世話になりましたー」

「ああ、あんたなら大丈夫だろうが責任持ってしっかり可愛がって、幸せにしてやりな」

「…どうも。お世話になりました」



※再び闇タクシーで移動中…(プップー)


「はーい、という訳で自宅マンションに戻ってまいりました。これから私ともふおの生活が始まります!いやー大変でしょうが楽しみです。当然ですがもふおは環境の変化で文字通り借りてきた犬のようです。早く馴染んで欲しいなー」


「…お兄さん一人暮らしなのに結構立派なマンション住んでるんだね。僕買うくらいだからアレ気味だろうけど、仕事何やってるの」

「あ、私裏世界でだけど闇配信者やってるの。自慢になるけど結構売れてるんだよ。生配信は基本しないけど同接数5万くらい行った事あるし。そういう訳で収入はしっかりあるし不自由はさせないよ。嫌ならしないけど、慣れて来たら君も動画とか出てもらうかもね」


「…ふーん、闇とはいえすごいね。というか裏世界でそんなに視聴者いるの怖いんだけど」

「あー、この世界実はかなりアレで変態的だからね。君みたいなペット結構裏世界ではメジャーだし。闇配信やってるし君の言う通り私も結構アレだけど、でも良識はあるし嫌がる事や暴力的な事は絶対しないから安心して」

「…いや、こんなアレなペットにされる時点で安心できないんだけど。…まあありがと」



「あ、それでさ。手足アレされて売られるくらいだから相当色々あったんだろうけど、君どうしてこうなっちゃったの?言いたくないなら言わなくて良いよ」


「…まあ、別にそのくらい良いけど。さっきも言ったけど僕の母親相当アレで脳内お花畑な感じの痛い人で。高校生の時に売れないバンドマンに一目惚れして両親の猛反対押し切って駆け落ちしたんだけど、それから僕妊娠したら案の定そのダメ男逃げ出して。もう大喧嘩して親元にも帰れないし堕ろす訳にもいかなくて仕方なく産んで、慣れないパートしてどうにか暮らしてたんだけどそんなだから相当底辺でさ。ご飯抜きとかガスや電気停まった事もあったし」

「うわー、典型的な無責任なダメ親だね。それは気の毒に。だからアレな名前なんだね」


「…そういう事。まあ義務教育で学校は行けてたし給食は食べれたけど相当ひもじかった。母親ダメ夫逃げ出しても目を覚まさないで、私の人生こんなはずじゃない、いつかきっと素敵な王子様に出会えるはずとか夢見て現実逃避してたし。そんな感じだから地元でも悪い意味で有名な痛い人で学校でもよくネタにされていじめられてたし。給食食べないときついからどうにか登校はしてたけどさ」

「あー、本当可哀想だね。アレなお店でもご飯はちゃんと与えられてたと思うけど、これからは毎食美味しいもの食べさせてあげるから安心して」


「…うん、ありがと。それでそんな底辺だから高校行けないかもって鬱だったんだけど、中三くらいの時に結構裕福な人と母親再婚してさ。でも実はそいつもクソで、高校上がってしばらくして僕が気を許した頃に無理やり押し倒してアレな事しようとして。抵抗したらキレてじゃあもうお前いらねえわってアレな所に売り飛ばされたの」

「…あー、そうだったんだ。本当大変だったね。そりゃ性格も歪んじゃうよね」


「…うん」


「まあ最悪な家庭に生まれてこうなったのは本当不運だったけど、もう絶対無理矢理にそんな事しないし大丈夫だよ。しばらくしたら義肢もなんとかして入手してあげるから。そこは安心して」

「…ありがと」



「じゃあもう夜だしお腹空いただろうし、君来たお祝いに何か美味しいもの出前取ろうね。私自炊とか基本しないし。何か食べたい物とか、苦手な物やアレルギーとかある?」

「…食べれない物は特にない。あんまり食欲無いしお兄さんに任せる。あまりに悪趣味な物とかクソマズいのは嫌だけど」


「あー、私もそういう趣味は無いから安心して。企画で闇配信者仲間とシュールストレミングとか食べたりした事はあるけどさ。じゃあ適当にお寿司やピザでも取るね」

「…うん、よろしく」



「えー、そんな感じで私ともふおの新生活初日は終了しました。予想以上に悲惨なもふおの境遇を聞いて、これは頑張って幸せにしてあげないとなあと気持ちを新たにしました。しばらくは大した変化は無かったので1週間ほど飛ばします」


(もふお購入から8日目)


「はい、という訳でもふおがうちに来て8日が経ちました。お風呂やアレのお世話の時はまだ若干恥ずかしそうですが、少しは気を許してくれたのか距離も若干縮まって来た気がします」


「…あー、お兄さんごめん。トイレ行きたい」

「はいはい、じゃあすぐ行こうね。もう何度も言ってるけど同性だしそんなに気にしなくて良いよ。まあ難しいだろうけどさ」

「…うん。アレなお店にいた時はおばあさんや似たようなシルバー人材のヘルパーさんにお世話されてたけど、老人とはいえ女性だとやっぱ相当恥ずかしかった」

「うん、そりゃそうだよね。まあそういう業者だしおばあさん達も慣れっこだろうけどね」


(少し後)


「はい終わり。じゃあ今日何したい?アニメとか動画でも見る?」

「…うん、じゃあお兄さんの動画見たいな。あまりに下品だったり残酷なのは嫌だけど」


「お、嬉しいね。裏世界とはいえあまりにアレだったり過激なのは闇管理者にBANされちゃうしそういうのは基本無いから安心して。あー厳重にモザイク加工して、知り合いの仕事人さんの仕事風景撮影させてもらったりはしたけどさ」

「…いや、それ十分過激じゃん」

「まあ裏世界基準だからそこはね。正義感のあるちゃんとした仕事人さんだから絶対悪人しか斬らないしさ。じゃあ比較的ライトで人気ある動画の、シーラカンス一本釣りして捌いて食べる奴でも見ようか」

「…それがライトってどうなの。まあ面白そうだし良いけど」



「とまあそんな感じで、私の動画にも若干引きつつ興味を持ってくれるようになりました。さらに日にちを進めます」


(もふお購入から18日目)


「…うー、あーもう最悪」

「ん、どうしたのもふお?しんどそうだね」


「…あー、久しぶりだけど幻肢痛来ちゃって。僕頻度はそんなに多くないけど出ると結構重いんだよね」

「あー、だるまの子大概起きるもんね、可哀想に。じゃあすぐさすって、あったかいお茶飲もうね」

「…うん、よろしく」


(10分くらい後)


「もふお、大丈夫そう?」

「…うー、まだ結構きつい」


「そっかー、それじゃそこまで効く訳でも無いけど痛み止めの座薬入れようか」

「…いや、それも相当恥ずかしいんだけど。っていうか注射とか飲み薬でも良いじゃん。何で座薬なの」


「いやーそれはほら、その方が羞恥心に耐えるだるまっ子萌えるでしょっていう大人の事情だよ」

「…いや、そんな大人の事情最悪過ぎるんだけど。…でも薬無いときついし、超恥ずかしいけどお願い」

「うん、もう半月以上アレのお世話とかしてるんだし今更だって。気にしないで良いよ。はい入れた」

「…いや、これは気にする…まあありがと」


(さらに数分後)


「あ、顔色良くなってきたね。薬効いたかな」

「…うん、だいぶ楽になって来た。あー薬のせいか眠くなって来た。ごめん、しばらく寝るね」

「いいよ、ゆっくり休んで。夜寝れなくなってもアレだから何時間かしたら起こすね」


「…ありがと。…すー」


「んー、最近少し安心して寝てくれるようになって嬉しいな。もふお寝顔も可愛いしね」



「…うー」

「ん、寝言?珍しいね」


「…母さん、何度言わせれば気が済むの。もう30超えて運命の王子様とか痛すぎるから止めてってば。僕その言動のせいでずっといじめられてるって知ってるでしょ。痛すぎて何度か職場でトラブル起こしてクビになった事もあったし」

「…あー」


「…母さんじゃなくてママンって呼べって、だからあんたそういう所だっての。いい加減現実見て年相応になってよ。…親に向かってあんたとは何だ、〇〇(※もふおの本名でしたがプライバシーと彼の名誉のためにピー音処理させて頂きます。ちなみにマジで痛い名前でした)のせいでどれだけ苦労したと思ってんのって。…僕だってあんたみたいな親の元に生まれたくなかったよ」

「……」


「…痛い言動だけじゃ飽き足らず物投げるとかほんと最悪。…さっさと家出たいけど絶縁されてるから祖父母も頼れないし、一応養われてはいるからたぶん保護とかしてもらえないだろうし。…でも中卒で働くのもなんか嫌だな。高校行きたいな」

「……」


「…結構お金持ちな人と再婚して生活は楽になったけど、あの人優しいけど僕の事時々気持ち悪い目で見て来るしなんか怖いな。でも塾通わせてくれたり志望校行かせてくれたし、疑ったら失礼だよね。頑張って慣れなきゃな」

「…」



「…え、やだ、何するの。嫌だ、そんな事、しないで」

「…もふお」


「…やっぱり、誰も信じられない。もう、どいつもこいつもクソばっか」

「…可哀想に」



(数時間後)


「…うー、なんかよく覚えてないけど嫌な夢見た気がする」

「…うん、そうかもね。…ねえ、もふお」

「…ん、何お兄さん?」


「…しんどい事聞いちゃってごめんね。あのさ、当然君にそういう事した義父はぶっ殺してやりたいだろうけど。母親の事はどう思ってるの?」


「…えー、何いきなり。まあ母親も散々痛い言動に振り回されて来たしちょっとでも否定するとヒスるし、間接的に僕こういう事になる原因作ったわけだし大嫌いだけど。…でも、あの人もバカで自業自得とはいえ可哀想な部分はあるし、相当嫌いだけど死ねまではいかないかな」

「…うん、分かった。もふお、優しい子だね」


「…え、分かったって何が?僕自覚はあるけど相当ひねくれてて優しくはないし」

「…ん、こっちの話。気にしないで。じゃあもう遅いしまたウーバーでも頼むね。今日インドカレーでいい?」

「…うん、別に良いけど」



「…意図せずもふおの悲しい本音を聞いてしまい、私は彼が再び寝た後ある行動に移りました。更に時間を進めさせて頂きます」


(もふお購入から26日目)


「この日の午後、私のスマホにあるLINEが入りました。それを確認し私はもふおに話しかけました」


「あー、もふお。実は闇興信所に依頼して君のご実家調べさせてもらったんだけどさ。それでご実家特定したらすぐ知り合いの信頼できる仕事人さんにお願いして、君のクソな義父えげつなくぶっ殺してもらったから」


「…え、僕の住所とか名前言ってないのにどうやって調べたの」

「あーうん、君戸籍は一応残ってるからアレ業者のおばあさんに聞けばどうにかなるし、あと悪いけどこの前寝言で本名言ってたから。相当アレな名前だからすぐ特定出来た」


「え”、いや恥ずかしすぎるんだけど。記憶抹消して」

「いやごめん、インパクト強すぎてあれは忘れようにも忘れられない。まあ絶対誰にも言わないし安心して。ってかあれだけアレならたぶん改名許されるよ。もう今更だけど」


「…う、うん確かにもう今更だね。これじゃ役所も行けないし」


「で、話を戻すけど。クソ養父は命乞いする間も無くえげつなくぶっ殺してもらったけど、君売り飛ばされた後母親も相当DV受けてたみたいで。その現場に乗り込んで母親の目の前でクソ養父惨殺して、ボロボロで怯えまくってる母親に仕事人さんからきっちりお説教してもらったから」

「…そっか、まああいつクソだし当然母親にもそうするだろうね」


「うん、それで仕事人さんがこれに懲りたらいい加減現実を見て地に足つけて生きなさい、息子さんに酷い人生を送らせたのを一生反省しなさいってお説教したら、流石に母親も思う所があったのかしおらしくしてたってさ。君売り飛ばされたのは知ってたみたいだから」

「…そうなんだ」


「まあ、君みたいに切り落とされたりはしてないものの相当ボコボコにされてたみたいだし、流石にここまでされたらいくらアレな人でも少しは目が覚めるんじゃないかな。…とはいえもう相当な事しちゃったし、このくらいじゃ君の傷は癒えないだろうけどね」

「…うん、でもちょっとスカッとした。どうもありがとう。お金かかったでしょ」


「あー、闇興信所は名前アレだからすぐ特定出来たし、仕事人さんは元々知り合いで友達価格で請け負ってもらったからそこまでの負担じゃなかったよ。君の買い値言ったら傷付くだろうから言わないけど、性格にやや難ありって事で予想してたより初期費用だいぶ安く済んだしさ」

「…そ、そうなんだ。まあ売り飛ばされた時点でアレだけど、それは確かにちょっと凹む」


「そういう訳でさ。クソ義父はもう死んで絶対地獄行きだろうし母親も相当懲りたろうし、手足はアレだけど今後はもう絶対そんな目に遭わないし。少しずつ元気出してくれると嬉しいな」

「…うん、そうだね。頑張ってみる」



「はい、そんな訳でもふおの仇を仕事人さんに討ってもらい、もふおも更に少し私に心を開いてくれるようになりました。とはいえまだまだそういう仲にはなれません。まあ都合の良いアレなゲームでもあるまいしそりゃそうですよね。RTAなのであまり悠長な事は言ってられませんが焦りは禁物です。という訳で更に時間を進めまーす」


(もふお購入から32日後)


「うわー、人喰いサメの胃袋からアレな残骸がー!まあ人喰いだし当然だろうけどー」

「…ふふっ」


「あ、もふおまた私のアレ動画見てくれてるんだ。あーそれも結構人気の動画だね。人喰いサメ本当にチェーンソーで殺れるのか検証した時のやつね」

「うん、モザイクかかってるものの相当グロいけど面白いねこれ」


「うん、私もこの時喰われかけてかなり危なかったけどね。同行してた闇ハンターさんが有能なおかげで事なきを得たよ。もふおも若干アレ動画耐性付いて来たね。最近少し笑うようになったしね」

「…うん、まあ引くけどお兄さん良い人だし、悪趣味なのもあるけど動画どれも面白いし。母親と二人暮らししてた頃は底辺でスマホやPCなんて無かったから動画とか見れなかったしさ。一応テレビはあったけど母親居る時はあの人の趣味の痛い物ばっか見ててチャンネル権無かったし」


「あー、当然そうなっちゃうよね。本当気の毒に。私色々普通のサブスクとかも入ってるから、映画やアニメも好きな物観て良いからね」

「色々ありがとね。…まあ手足アレだし仕方ないけど、全部お世話してもらってるのに何も返せないでごめんね」


「うん、好きでアレされた訳じゃ無いしそこは気にしないで良いよ。君本当散々で今までずっと我慢して来たんだから、ここでは好きなようにしてなよ」

「…ありがと。…まあそういう事くらいなら出来るけど、やっぱりそれはまだ抵抗あるから嫌だな。ごめん」



「…うん、当然そうだよね。君が大丈夫になった時で良いからね。あ、あとさ。急で悪いけどもふおの好きな色って何?」

「え、本当急だね。まあ良いけど。うーん、僕青や水色系が好きかな」


「了解ー。あと好きな柄とかある?ペイズリー柄とか」

「…そこでいきなりペイズリー出して来るのはどうかと思うけど。うーん、基本無地や落ち着いた柄の方が好きかな、控えめな花柄とかは結構好きだけど。ほら母親が痛い脳内お花畑だったから、良い歳してフリフリとかゴテゴテした中世貴族やお姫様みたいなのが好きでウザくてその反動で」

「あーなるほど、本当君の母親痛いね。まああんなアレネーム付けるくらいだし当然だろうけど」


「…うん、マジで小1の頃から名前ネタにされまくってたし。ネーミングに関しては本気で殺意が湧いた」

「それも立派なDVだよね、本当気の毒に。じゃあ君の好みは分かったから、楽しみにしてて」


「え、楽しみって?」

「うん、その内分かるよ。今日の晩ご飯何が良い?」


「…んー、じゃあ何か和食で」

「分かった。じゃあまた適当に出前頼むね」



「えー、もふお購入から1か月が過ぎ目標期間も近付いてまいりました。ですが着実にもふおとの心の距離も近付いていると感じます。では一気に時間を飛ばし、RTAも大詰めと参りましょう」



(もふお購入から43日後)


(ピーンポーン)


「あ、闇Am〇zonさん来たね。はーい、今出まーす」

「…いや、闇Am〇zonまであるの怖いんだけど」


「よいしょっと。ふー、やっぱ結構重いなー」

「本当大きい荷物だね。…闇の大荷物って怖いんだけど、まさか死体とかじゃないよね」


「あー、確かにアレな企画でそこそこ死体とは縁があるけど私も自宅には入れたくないから大丈夫だよ。じゃ、開封するから一緒に見て」

「…え、これって」



「うん、特注の義肢。サイズは君購入した時におばあさんから元々の身長や体重聞いてたから知ってたし、悪いけど寝てる時こっそり型取らせてもらったから。色は希望通り青と水色系で、かなり控えめだけど一部花柄ね」

「…いや、特注のこんなちゃんとした義肢一揃いって相当したでしょ」


「あーまあそれなりにね。悪いけど君の本体価格の10倍以上かかった。でも裏世界ではだるまメジャーだし、最終的には義肢付けてあげる飼い主が大半だから高性能のフルセットでも案外安価に買えるものだよ。私広告収入やグッズの売り上げ代で十分稼いでるし心配しないで。闇医者さん急いで手配するから、さっそく付けようね」


「…」


「ん、もふおどうしたのそんな顔して。何か気に入らない所でもあった?」



「…なんで?」


「ん、なんでって何が?」


「…どうして僕なんかに、こんなに色々良くしてくれるの」


「…うーん、だって話聞いたら君本当に可哀想だったしさ。例えがアレで悪いけど虐待されて捨てられてる子犬や猫拾ったら、まともな人なら治してたくさん可愛がってあげたくなるでしょ」


「…それにしたって、僕あんまり懐かないしそういう事嫌がってさせないのに。見返り無いじゃない」

「うーん、君そういう生い立ちだから当然そんな思考になっちゃうだろうけどさ。本当に好きだったら見返りなんて求めないよ。やっぱ例えがアレで申し訳無いけど、思ったより可愛くないからとか懐かないからってペット軽率に捨てる無責任な人もいるけどそんなの最低だと思うし。君買うって決めた時から、どんな子でも絶対最後まで責任取るって覚悟してたよ」



「…ひっく」

「え、いきなり泣き出してどうしたのもふお。また幻肢痛出ちゃった?」


「…ううん、違う。…こんなに優しくしてもらったの、初めてで」


「…うん、そっか。両親共にクソだったしそうだろうね」


「…ひっく。…お兄さん、ありがとう。今までずっと素直になれなくて、ごめんなさい」

「いいよ。肉親にもずっと裏切られてきたし、今まで頼れる人いなかったもんね。仕方ないよ」


「…うん、いい歳してこんな泣くとか恥ずかしい。大きくなってからあんまり泣いた事無かったし」

「あーまあ、いい歳とは言っても君まだDKだし、こりゃ泣いちゃうだろうし仕方ないよ。泣くのって大事だしね。私以外誰も見てないし好きなだけ泣きなよ」


(※まあ実はばっちり撮影してたわけですが…w ちゃんと後で本人から投稿許可は取りました)


「…ありがと。うええええん」

「うん、よしよし。辛かったね。もう安心していいからね」


「…うん。ありがとう」



「…それから結構な間、私は泣きじゃくるもふおを抱きしめ何も言わず撫でていました。そのうち泣き疲れたのかようやく安心したのか、もふおは寝てしまいました。またちょっとですが時間を進めさせていただきます」


(数時間後)


「…ん」

「あ、もふおおはよう。結構泣いたし目赤くなっちゃったね。目薬する?」


「…いや、それは良いや。…あのさ、お兄さん」

「ん、どうしたの?」



「…僕、お兄さんの事好きだし、本当に色々お世話になってるし。そういう事、しても良いよ」


「え、それは嬉しいけど君アレされかけて売り飛ばされたの3か月ちょい前くらいでしょ。まだトラウマ抉られるんじゃないの?無理しなくていいよ」


「…うん、若干トラウマだけどもうあのクソ死んだし。お兄さんなら大丈夫だと思うし、良いよ。痛いのは嫌だけどさ」

「…そっか、分かった。じゃあすごく優しくするし最初は軽めにするから。トイレ済ませてシャワー浴びてからにしようね」


「…うん、じゃあよろしく」



(動画再び止まる)


「…はい、やりました!遂に平和的に本人の方からそういう事をする承諾をもらえました!という訳でここでタイマーストップです。結果は購入から43日と18時間、無事目標タイムを切れましたー!!!」(イエエエエエエエイ)


「いやー、性格に難ありとの事だったので最初はかなり厳しいかと思っていましたが、境遇で人間不信になっていただけで本当は素直で優しい子だったので何よりでした。倫理的にはアレですが可哀想な子を助けてあげられて本当に良かったです。あーお楽しみにされた方もいるかもしれず申し訳ありませんが、闇配信とはいえアレシーンをそのまま投稿したら確実にBANされるのでそこは割愛させていただきます。私ももふおとの大事なひと時は誰にも邪魔されたくないですしねー」



「で、実はこの動画もう5か月近く前に撮られたものでして。それからという物もふおと私はすっかり仲良くなり、もふおもお年頃のDKだし私も結構性欲アレな方なのでお互い無理の無い範囲で頻繁にアレしまして。その後闇医者さんに義肢もすぐ付けてもらい、手足全部なので結構大変でしたが先日無事にリハビリも終わり、もふおは普通に過ごせるようになりました」


「あーお兄さん、カレーとサラダ作ったから食べよ。あと冷蔵庫の中結構賞味期限切れたり腐った物あったから、そういうの全部捨てといたよ」

「あ、もふおありがとねー。私基本自炊しないし、調味料とか総菜も結構買った後放置して忘れちゃうんだよね。昔直箸した後常温放置したご〇んですようっかり食べて食中毒で死にかけた事あったし」


「もー、撮影や編集忙しいとはいえ身体を大事にしてよね。お兄さん大好きだし長生きして欲しいしさ。僕にかなりお金使っちゃったし、出前ばっかじゃ栄養偏るだろうしこれからは基本僕がご飯作るから」

「本当ありがとねー。君親がアレだったせいか家事や料理上手だよね」


「うん、再婚するまでは相当底辺だったから河原で雑草摘んだり魚釣ったりとか材料かなりアレだったけどさ。もうスーパーも行けるし普通の食材好きなだけ買えて嬉しい」

「そっかー、だから食べられる草と食べたらアレな草とかブラックバスの美味しい調理法とか詳しかったんだね。DKなのにお魚捌けるとか凄いよね」


「まあブラックバス釣るの面倒だし、普通にアジとかサンマ買った方が美味しいしもうわざわざはしないけどさ」

「あー、でもまた企画で海外行ったらシーラカンスとか捌いてもらうかも。もふおならきっと出来るよ。人喰いサメとかはアレすぎるし私もそういう趣味無いから流石にしないけどね」


「…うん、僕もそれは絶対無理。シーラカンスもどうかと思うけど」



「あ、あと君もうリハビリ終わって一人で行動出来るし、アレとはいえ一応戸籍は残ってるから学校また行けると思うけどどうする?養父ぶっ殺したから学費とかどうなってるのか心配だけど」

「あー、もう半年以上無断欠席しちゃってるしあのクソ養父の事だから退学届勝手に出してるかもだし。復学できても手足全部義肢じゃ相当目立っちゃうだろうし、出来るだけお兄さんと一緒に居たいし別にもう良いよ」


「そっか、分かった。でも君頭は結構良いし高校通いたがってたもんね。じゃあ闇家庭教師さん時々呼んであげるから。今ならリモート授業とかも出来るしね」

「うん、それは嬉しいな。でも本当これ以上お金使わせたら悪いし、無理はしないでね」


「いいよー。この動画投稿したら絶対反響あるだろうしさ。これからたくさん動画に出てもらうし先行投資って事で。恋人なら色々してあげたいものだしね」


「ありがとね。まあすっかり仲良くなった頃この企画ネタバレされた時は引いたしなんか弄ばれた感じがして若干複雑だったけど。僕でRTAするとか悪趣味にも程があるでしょ」

「あはは、ごめんごめん。でも君にかけた言葉や注いだ愛情は本物だから安心して」

「もー、また僕人間不信になったらどうするつもりだったの。まあお兄さん嘘はつかないの知ってるから良いけどさ」

「うん、君本当可哀想だったし、裏切ったりは絶対しないから大丈夫だよ」

「万が一裏切ったりしたら義肢でぶん殴るからねー。この義肢高性能だから本気出せばコンクリ壁にヒビ入れられるし」



「とまあ、こんな感じでもふおも今はすっかり過去を乗り越え元気になり、相思相愛で幸せな毎日を送っています。これからはもふおも積極的に動画に参加してもらうので、どうか私ともふおの織り成すアレな企画をお楽しみに!この動画が気に入って下さった方は、チャンネル登録と高評価よろしくお願いしまーす!!」



※その後間もなく開催されたもふおとのいちゃいちゃ生配信は同接数10万人を突破し、ご祝儀闇スパチャが多数飛んだ。

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