夢を閉ざした刑事。ドSが売りのコンカフェ嬢。好奇心旺盛Webライター。アキハバラという街で三者三様それぞれの人物が謎を追う。
アキハバラという地名。
陰から守る闇のヒーロー。
40年前の白骨死体。
全ては一棟のビルが取り壊されたところから始まった。
はてさて。本作は群像劇である。群像劇と聞くと顔を顰める方もいるのではないだろうか。まあその気持ちも理解出来る。一般に高度な手法とされており、身の丈に合わない技術は作品を滅ぼす毒となりえる。
だがこの作者の実力は折り紙つきである。前半で広げに広げた風呂敷を、綺麗に畳め切ってくれた。読了し余韻に浸ったあと、こう思うだろう。
え、これ無料で読めちゃっていいの!?
ぜひ手に取り最後まで読み切って欲しい。秋葉原という街への愛のこもった一作だ。