あれ?
なんか似た話なかったっけ? と思ったら、
この作家先生の別の話でした。
蚊の引っ越しの話でした……。
主人公は蜘蛛。妻の蜘蛛子は妊娠中ですが、
超多卵妊娠のようで、このままでは出産後にお母さんの体力はなくなり、死んでしまいます。
そこで、何か手を打たねばならぬのですが……
ある日、巣にかかった蛾を解体しようとしたら、蛾は蜘蛛子の不調を悟り、
提案をします。
それは、蛾が前に住んでいた、スパ⭐️富士見の、熱泉を汲んでくるというもの。
富士見は不死身という事らしいですな。
もう、とにかく愛おしいんですよ!! 蜘蛛と蛾が! 一生懸命で!!
しかし、前の蚊のこともあるし、いやいやそもそもスパに行って温泉汲んでこい というところから嫌な予感はしたのですが……。
もうやるせない気持ちになれます。
まさに一寸の虫にも五分の魂……あれ、これ前のレビューでも言ったっけ……
ご一読を!!